今年元旦に、能登を襲った最大震度7の巨大地震から、今回の能登豪雨が被災地を
更に苦しめている現状を目にしている方は多いと思います。
中々進まない復興復旧を祈らずにはいられない日々が続きます。
この先も被災地に自然災害が集中しないことを祈りつつ、多くの被害に遭った人々への
お見舞いを申し上げます。
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関東では彼岸を過ぎて徐々に猛暑が去り、秋の風を感じるようになりました。
熱中症アラートも聞かなくなり一晩中エアコンをつけていた生活から、虫の鳴き声も聞こえている昨今です。
今回は秋の風にまつわる秋のからだのトラブルについて触れていきたいと思います。
この時期に多く悩まされるのは「乾燥」です。
近頃、のどの痛みや長引く咳に悩んでいる方が多くなってきました。
夏の暑い時期は汗をかくことで水分代謝が盛んになりますが、朝晩の涼しい気温によって
乾燥した空気が喉や鼻の粘膜などに炎症を起こします。
漢方では【鼻は「天空の気」が出入りする門戸で、「肺は鼻に開孔す」ゆえに
肺に病変があると鼻に症状が現れ鼻づまりや臭覚の異常を起こし
更には咳や呼吸困難が生ずる。】と言われます。
また鼻翼(小鼻)がぴくぴくするのは肺異常の特徴のひとつとされます。
ここでいう、「肺」は西洋医学でいう肺より範囲が広く呼吸全般をつかさどる
臓器をいいます。
また、五臓のひとつの「肺」が主(つかさど)るところは皮毛で皮膚にも影響があるため
肌荒れや皮膚炎、老人性の掻痒症等の症状が出てくるのも秋の乾燥です。
では次回も秋の続きをお伝えします。
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