健康塾通信

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骨折の経過記録⑤セルフケア

2020年11月15日 15時58分54秒 | Weblog

秋晴れの夕方

こんにちは。

季節も秋から冬へと変わりつつあるこの頃です。

友人たちから季節の風景が届きました。

今日も秋晴れの休日をお過ごしかと思いますが

これまでお伝えしました「骨折の経過記録」の

「セルフケア」で2回に分けまとめたいと思います。

 

5週間のギプス固定は、皮膚のダメージはもとより、骨は治癒しても筋肉や腱などの

組織のダメージは予想を超えて長く続きます。

そのためのリハビリですが、通院以外にもこれまでお伝えしました、おうちリハ・筋トレ

以外にマッサージなどを取り入れることで、相乗効果は大きいと思います。

 

ギブスカット後の浮腫み

1か月後の状態

 

浮腫みに有効な医療のリンパドレナージは、本来滑剤(オイルやクリームなど)は使いませんが

ギプス固定よって変色や肌荒れがひどいので、セルフでは今もオイルを使って行っています。

 

①肩回しをします。(前後10回くらい)

最後の砦の鎖骨窩リンパ節(鎖骨のくぼみの深部でリンパ液が静脈に戻る静脈角)へのリンパ液の排液を促すためです。

 

②腹式呼吸10回くらいゆったりと行います。姿勢は、立っても座っていても可能ですが

膝を立ててあおむけの状態がリラックスできます。

これは腹部の深部リンパ管系の働きを助けリンパの流れを促進します。

③痛めた足の鼠径部にある鼠径リンパ節、次に膝の裏にある膝窩リンパ節を

それぞれ10回くらいマッサージします。

これは、健康な領域のリンパ節に受け入れ準備をしてもらうための前処置です。

 

膝の裏

片手の手のひら又は

両手を重ねて円を描くように10回くらいゆっくりマッサージします。

その後は

ゆっくり患部の足首の方に移動 (aからb)して、ふくらはぎをマッサージします。

a

 

b

両手で脚を包むようにして

脚のすねからふくらはぎに回した両手をスライドするように膝裏方向にマッサージします。c図

 

c

 

*ポイントは

患部より遠い位置から患部に近づいていき、流す方向は健康な領域に

リンパ液を誘導していきます。

 d

d4枚は甲の部分

eくるぶし周り、(内くるぶしと外くるぶし)

f指や指の股

g足裏

 

h

指先まで行ったら、甲から膝裏まで来た道を戻るように

下腿を包み込むようにマッサージします。

 

最後に膝裏と鼠径部をマッサージして終わります。

 

では、次回の圧迫法もどうぞよろしくお願い致します。