迎春2025
皆様、新しい年を迎え益々のご健勝をお慶び申し上げます。
どうぞ今年もよろしくお願い申し上げます。
私事ですが今年は年女として、満72歳を迎えます。
巳年の蛇については諸説ありますが、脱皮を繰り返すところから「復活と再生」
とも言われています。過去には臨死体験もありこうして命を繋いだことに
深く感謝して、今年もさらにお役に立てるよう努力と希望をもって
日々を楽しもうと思います。
古希の声を聴くころから時間の経過が早く感じるようになりました。
また、若き頃の勢いが薄れつつあることも事実です。
大病はせずとも身体の変化や小さなほころびも感じては、また身体を鍛えなければと
内心は思いながらも勢いがまだ足りない自分がいることも否めません。
しかし、今年こそ蛇のような強い生命力を沸き立たせて脱皮していく決意です。
それではこの様な新年の思いに符合する
貝原益軒先生の「養生訓・巻八 養生」の項の抜粋をご紹介します。
*『七十を過ぎる頃』から
年齢が下寿かじゅ(六十歳)をこえて七十歳になったならば、一年を
無事に過ごすだけでもひどく難しい。老人もこの頃になると一年の間でも体力
気力の衰えが時とともに変わっていく。
その変化は、若い時の数年を過ぎるよりもなお明瞭である。このように衰えていく
老いの身であるから、よく養生しなければ天寿を全うすることはできない。・・・・
またこの年の頃になっては一年の経過は若いときの一、二か月を過ぎるよりも早く感じられる。・・・・
『日々を楽しむ』から
老いてからは、一日をもって十日として毎日を楽しむが良い。つねに一日を惜しんで一日をむなしく暮らしてはいけない。
世間のひとの在り方が自分の心にかなわなくとも、凡人だから無理もない事だと思い、
自分の子弟はもちろん、ひとの過失をもゆるし、とがめてはいけない。
怒ったり、うらんだりしてもいけない。
浮世の習いはこうしたものだと思って、天命として憂い悩んではいけない。
つねに楽しんで日を送るがよい。・・・・
このように惜しむべき大切な年月を、一日も楽しまないでむなしく過ごしてしまっては愚かというほかはない。・・・
以上の抜粋から、新たな気持ちでこの一年をスタートしていきたいと思います。
皆様もどうか益々健やかな一年でありますように💛心よりお祈り申し上げます。
2025年元旦
健康塾主宰 古賀公子
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