健康塾通信

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経穴(ツボ)の歴史

2022年11月23日 09時37分56秒 | Weblog

 

円覚寺

きょうは「勤労感謝の日」、勤労をたっとび生産を祝い、国民互いに感謝しあう日ということです。

全てに歴史があるように、今回のテーマの経穴も太古の生活の中から生まれたものです。

現在、鍼灸(はりきゅう)は世間に浸透していますが、中国の黄河流域で発祥されたと言われています。

黄河文明は紀元前2000~3000年前に当たりますが、当時の医療は信仰や迷信

によって起こった「手当て」と推測されています。

浄智寺

それは石器時代の石針であったり、その後の鉄器時代の鉄針の出土に由来されます。

筋肉の緊張部に骨針や鉄針で刺激をすることで症状の改善を計ったことなどから

体表に刺激を加える経穴の初歩へと発展して、更に経穴と経穴の間に一定の法則が発見されて

それが経絡(けいらく)への概念へ進んでいったとされています。

 

1984年WHOで決定した経穴は361穴ですが、ここに至るまで経穴の国際標準化の声が高まり

日本国内では1965年、第1回国際針灸学会が開催、1982年、マニラWHO支局の管轄下9か国代表による

針用語基準化の第1回諮問会議が開催されました。

経穴は疾病治療の手段として、自然発生的に発見されそれは経絡的に整理統合されて

針灸の治療体系が築かれてきました。【図説 東洋医学 経穴編・学習研究社発行】参照・一部改編

*経絡の説明は次回とさせていただきます。

円覚寺

ところで、繰り返し波が来ている新型コロナですが、この時期インフルエンザとの違いなど

気になります。

症状は共に、(咳・のどの痛み・鼻水・発熱・頭痛・だるさ・筋肉痛など)

見分けることは潜伏期間などの違いもあるようで難しいですが、自己判断に頼らず

医療機関などの受診や相談、検査など早めに対応したいと思います。

 

ちまたでは全国旅行支援なども手伝って、観光地は秋を満喫する旅で賑わっているようですが

感染対策をしながら、近場でもまだ紅葉も楽しみたいものです。

円覚寺   

では、次回に続きます。



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