健康塾通信

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桜花爛漫

2008年03月29日 23時36分58秒 | Weblog
ついに桜が開花しました。

薄ピンクの花びらはなんとも華やいだ気分にしてくれます。
我が家の近所の公園でも染井吉野の古木が立派な花びらをつけました。
写真の桜ですが、太い幹の手が届く位置にひっそりと可憐な花を咲かせているのを見つけました。
この週末はお花見の人盛りで、あちこちで楽しい宴が繰り広げられることでしょうね。

ところで桜は、食べれる花ですが、花の塩漬けをご飯に入れて炊き込んだ「桜ご飯」や
お吸い物、お湯を注げば桜湯として桜の香りを楽しみながら、頂くことが出来ます。
前回、「あんこ」の話をいたしましたが、桜餅が包まれている葉っぱは大島桜の若葉を塩漬けにしたものです。
塩漬けにすることでクマリンと言う成分が独特の香りを出して、防腐剤の役割もしてくれるそうです。

では今回はこのクマリンについて少しご紹介いたします。

*クマリンが含まれている植物
 パセリ・明日葉等でセリ科、ミカン科、マメ科、キク科に多く含まれます。


*クマリンを含む食品
 パセリ・ニンジン・モモ・柑橘類の皮


*クマリンの働き
 ・抗菌作用
 ・抗血液凝固作用
 ・活性酸素の生成を阻止する


*クマリンの効用
 アルツハイマー・抗菌・血栓防止・ かゆみ・利尿・月経不順・黄疸


*クマリン成分で特に注意すること
 ・光感作性があるので、紫外線にあたると、何もつけない時より早く日焼けする作用がある。
 ・肝毒性があるため、過剰摂取には注意することと国内では食品添加物としては
  認められていません。


**補足
クマリンの働きのなかで[活性酸素の生成を阻止]とありましたが、実はこれが最も言いたかった事です。
活性酸素は私たちの体内で発生します。
発生源には紫外線や大気汚染などもあって体内の細胞を酸化させてしまいます。
まさに身体をさびつかせますので細胞は正常な働きができなくなり、しわやしみなど老化の原因のほか多くの病気(ガン・動脈硬化・糖尿病・老人性痴呆・白内障など)の引き金にもなるといわれます。

このように恐ろしい病気を引き起こす元凶、「活性酸素」のことはまた別の機会にお話することにいたしましょう。

さあ桜の花は見てもよし、食べてもよしで、たくさんの元気をもらってこの春の新しい出発に意欲を燃やしている方もいらっしゃることと思います。

これからも次々と楽しませてくれる季節の風物は、私たちに英気を養ってくれる大切な贈り物ですね。


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