ウィンブルドン・テニスの話題です。
2014年の男子決勝は第1シードのノバク・ジョコビッチと第4シードのロジャー・フェデラーの対戦となりました。
イギリスと日本は時差がありますので、ライブ放送は日本では真夜中となり録画予約済み。
ところが虫の知らせなのか、2時過ぎにふと目覚めて眠れなくなり、仕方なくテレビのスイッチをつけると・・・その激闘の真っ最中。
それもセットカウント2-2、ゲームカウント4-3とこれ以上ないくらい盛り上がっていました。
4セット目にジョコビッチがマッチポイント握ったものの、その後フェデラーが奇跡的に5ゲーム連取し逆転しての第4セットらしい。
解説の話しぶりから、近年まれに見る激闘で、1980年のビョルン・ボルグとジョン・マッケンローの伝説の死闘に優るとも劣らない様子。
(あ、私は根っからのフェデラーファンですのでコメントはフェデラー応援視線です)
私にとって、なによりフェデラー(当年32歳)が躍動していることにうれしく見入りました。
ショットの切れは良く、不利になってもネットに出る積極性。
そこにいるのは、紛れもなく全盛期のフェデラーだ!
・・・インタビューによるとフェデラー自身も驚いている様子でした。
残念ながらウィンブルドン8回制覇という新記録は生まれませんでしたが、彼のエレガントなプレーを堪能できただけでも私は大満足です。
コーチ達の顔ぶれも話題になりました。
優勝したジョコビッチには17歳でウィンブルドンを制したボリス・ベッカーがサポート。
ラケットをブンブン振り回すサーブは250km/hrあったとか。
横っ飛びのジャンピングボレーで席巻したのははや30年前になるのですねえ。
でも、ネットプレー主体のベッカーとグランドストローク中心のジョコビッチに共通項が見いだせない私・・・。
フェデラーのコーチは、ベッカーと同時代に活躍したステファン・エドバーグ(エドベリとも)。
華麗なネットプレーと“世界一美しいバックハンド”の持ち主でした。
うん、彼のエレガントさはフェデラーに通じるものがあるなあ。
二人とも世界ランキング一位経験者というビッグネームであり“コーチ達の代理戦争”と揶揄されるほどでした。
しかし、二人の風貌をみると、過ぎ去った年月を感じざるを得ません。
引き締まったナイスミドルのエドバーグと、おにぎりのように膨らんだベッカーの対比が興味深い。
あ、マレーのコーチを務めるイワン・レンドルも二人と同時代の超大物です。
他の選手達はというと・・・
全仏を制したラファエル・ナダルは4回戦で消え、昨年優勝したアンディ・マレーも準々決勝で消えました。
錦織君は4回戦まで進みました。
彼に勝ったラオニッチは準決勝でフェデラーに負けました。
伊達さんも無駄な力が入らないいいテニスをしていましたが、ここぞと言うときに体力負けしてしまったのは仕方ないかな。