徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

台風18号の爪痕

2013年09月17日 06時21分00秒 | 日記
 2013年9月16日、大型の台風18号が関東地方を直撃しました。
 関西以東の広い地域で床上/床下浸水が多数発生し、土砂崩れによる家屋損壊も多く、甚大な被害をもたらしました。
 京都嵐山の桂川が氾濫し、観光名所の渡月橋が水没しそうになった映像が繰り返し流れたのが印象的でした。

 TVニュースを見ていたら「栃木県宇都宮市の樹齢800年の天然記念物指定のケヤキが倒れた」とフリップが流れました。
 「!」
 どのケヤキだろう。
 巨樹ファンの私にはこれも一大事。
 ネットで検索すると「新町のケヤキ」で有名な巨樹であることが判明しました。
 樹齢800年、幹周7.9m、樹高43mという巨樹です。
 800年前は13世紀で鎌倉時代。
 室町時代~戦国時代~江戸時代と長きにわたり人々の営みを見守ってきたのですね。

<倒れたケヤキ>


<3年前の写真>


 数年前にこの巨樹を見に行ったことがあります。
 住宅街にひとりそびえ立つ姿に魅せられました。
 その時の写真をHPに公開しています。
 「栃木県の巨樹を訪ねて~宇都宮市:新町のケヤキ
 もう、あの勇姿を見ることはできないのかあ・・・。

 一方で、朗報(?)もあります。
 台風18号の通過で首都圏の水瓶である群馬県山間部に大雨が降り、ダム貯水量が増えて取水制限が解除されました:

利根川取水制限を全面解除 台風18号でダム貯水量回復(2013.9.18:産経新聞)
 国土交通省関東地方整備局(さいたま市)と、流域の6都県などでつくる利根川水系渇水対策連絡協議会は18日、協議会を開き、台風18号で雨が降りダムの貯水量が回復したことから、同日午後1時に取水制限を全面解除することを決めた。
 利根川水系では7月末、上流8カ所のダムの貯水量が減ったため、6都県で10%の取水制限を実施。今月6日、降雨が続いて河川の水量が増えたことなどから、取水制限を一時的に解除していた。
 同整備局によると、8カ所のダムの貯水量は計2億2706万立方メートル。貯水率は66%(18日午前0時現在)で、平年の同時期に比べ9割以上まで回復した。
 利根川水系のダムは、茨城、栃木、群馬、埼玉、千葉、東京の6都県に水を供給している。


 私はダム貯水量をチェックするのが好きでして、この夏も毎日HP「利根川水系の概況」を閲覧していました。
 ずっと貯水量が50%前後だったのですが、台風18号通過後一気に60%を越えました:


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