徒然日記

街の小児科医のつれづれ日記です。

19人目の先天性風疹症候群

2013年09月21日 05時55分32秒 | 小児科診療
 大阪で新たに先天性風疹症候群の赤ちゃんが確認されました。

先天性風疹症候群 19人に(2013年9月20日:NHK)
 風疹の流行の影響で、大阪で新たに1人の赤ちゃんが、母親が妊娠中に感染したことで目や心臓などに障害が出る「先天性風疹症候群」と診断されました。
 去年から続く流行で、風疹によって障害が出た赤ちゃんは全国で19人となりました。
 風疹は妊娠中の母親が感染すると赤ちゃんの心臓や目、耳などに障害が出る「先天性風疹症候群」になるおそれがあり、流行はピークを過ぎていますが、ことしに入ってからの風疹の患者数は1万3000人を超え、都市部を中心に患者が多い状態が続いています。
 大阪市によりますと、先週、新たに1人の赤ちゃんが「先天性風疹症候群」と診断されたと医療機関から報告があったということです。
 去年から続く流行で「先天性風疹症候群」と診断された赤ちゃんは全国で合わせて19人となりました。
 ことしに入ってからの人数も14人目で現在の報告制度が始まった平成11年以降、全国で最も多かった平成16年の10人をすでに上回っています。


 安倍首相は汚染水問題に関して「undercontrol」宣言をしましたが、この風疹流行に関しては「undercontrol」ではありません。
 ここにも諸外国からみて恥ずべき状況が存在します。

★ 「小さいことでも、できることからやりましょう。田村発言と風疹について」(岩田健太郎先生のブログ)
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