一般に、アレルギー反応は即時型と遅延型の2種類が存在するとされています。
即時型はアレルゲンが体に入ってすぐ(30分〜2時間以内)に症状が出るタイプで蕁麻疹が代表ですね。
遅延型はそれ以降数日中に症状が出るタイプで、代表的なのは“かぶれ”(接触皮膚炎)です。
湿疹や蕁麻疹の原因はアレルギーではないかと心配して受診される患者さんは後を絶ちません。
検査を希望されますが、実はこれ、単純ではありません。
アレルギーの血液検査は、一般に「総IgE」と「特異的IgE抗体」を検査します。
そしてこれらは「即時型」を検出する検査であり、「遅延型」は検出できません。
では「遅延型」の検査はなんでしょうか?
代表的なのは、皮膚検査の「パッチテスト」です。
残念ながら、血液検査ではわからないのですね。
かぶれ(接触皮膚炎)の患者さんはふつう小児科/内科ではなく皮膚科を受診されます。
パッチテストにはいろいろ問題があり、まず試薬が手に入りにくい、感作誘導の可能性、さらにテクニック、ノウハウが必要な検査です。
なので、小児科/内科でパッチテストを行っている開業医は少ないです(当院も例に漏れず)。
その辺の事情を解説した記事を紹介します。日経メディカルから;
■ 接触皮膚炎診療にパネル検査薬がじわり浸透 〜感作を誘発するリスクや結果判定の難しさなどの課題も明らかに
(2017/12/19 日経メディカル)
即時型はアレルゲンが体に入ってすぐ(30分〜2時間以内)に症状が出るタイプで蕁麻疹が代表ですね。
遅延型はそれ以降数日中に症状が出るタイプで、代表的なのは“かぶれ”(接触皮膚炎)です。
湿疹や蕁麻疹の原因はアレルギーではないかと心配して受診される患者さんは後を絶ちません。
検査を希望されますが、実はこれ、単純ではありません。
アレルギーの血液検査は、一般に「総IgE」と「特異的IgE抗体」を検査します。
そしてこれらは「即時型」を検出する検査であり、「遅延型」は検出できません。
では「遅延型」の検査はなんでしょうか?
代表的なのは、皮膚検査の「パッチテスト」です。
残念ながら、血液検査ではわからないのですね。
かぶれ(接触皮膚炎)の患者さんはふつう小児科/内科ではなく皮膚科を受診されます。
パッチテストにはいろいろ問題があり、まず試薬が手に入りにくい、感作誘導の可能性、さらにテクニック、ノウハウが必要な検査です。
なので、小児科/内科でパッチテストを行っている開業医は少ないです(当院も例に漏れず)。
その辺の事情を解説した記事を紹介します。日経メディカルから;
■ 接触皮膚炎診療にパネル検査薬がじわり浸透 〜感作を誘発するリスクや結果判定の難しさなどの課題も明らかに
(2017/12/19 日経メディカル)