今日は午前中は比較的暖かで穏やかな天気でしたが、昼を回ると急に空模様が変わって電線を鳴らす強い西風が吹き荒れ出し、暗い雲の塊が次々と流れてきては、雨もぱらつくようになっていました。そして日が落ちてからは急速に気温が下がり、時折強く降る雨には氷が混じり出しました。このまま明日まで降り続いたりしたら、きっと夜の間に雨は雪に変わり、あたり一面を白く埋め尽くすことでしょう。そうなったら車での通勤は諦めるよりありません。出来れば降らないで欲しいものですが・・・。
さて、雪はいかんともしがたい自然現象ですが、風邪は己の体調管理次第というところもあります。職場の同僚など結構体調を崩して熱を出したりしているヒトがいるのですが、その中で、自分が思いの外無事に過ごせているので、少々驚いています。けして万全の体調管理に気を使っているわけではないのですが、ひょっとしたら手の平はまだ黄色くなりませんが、冬になってからこっちずっと食べ続けているミカンが良かったりするのかもしれません。また、帰宅時は必ず手洗いとうがいを励行しているのですが、それもまた良い影響があったりするのかもしれません。もっとも、うがいについては風邪の予防にはあまり意味が無い、というのが世界的な常識なのだそうで、現にそのような習慣は日本独特のものなのだそうです。ところが、この怪しげな予防法の効果が確かにある、と言う調査結果を出した研究者がいました。浜松医大の助教の先生だそうで、福岡市の保育所で幼児約2万人を調査した結果、うがいをせずに熱を出した子供が全体の1%、うがいをしていた子の場合は0.4%の発熱で、明らかにうがいにより発熱が抑えられていると考えられる、という結論なのだそうです。更に水よりも緑茶でうがいしている方がより効果的と見られるデータだったそうでその効果は緑茶のカテキンによるものだろう、というコメントがありました。
数字だけ見ると確かに倍以上の差がありますから、効果があるかないかと厳密に調査した結果として、効果あり、という判定はそれなりに統計的な差はあったのでしょう。ただ私はこの数字を見て、確かに差は倍あるけれど、本当に意味のある差なの? と疑問に思えます。医学系の統計データには時々首を傾げたくなるようなものが散見されるように感じるのですが、これもそんな不可思議なデータの一つなんではないでしょうか? 個人的には、自分も励行しているうがいに意味のある効果が認められたという方が嬉しいのですが、その根拠がこれでは、ちょっと力が抜けてしまうのを禁じえません。そもそもこういう疫学的調査は因果関係の解析が難しいですし、対照区の発熱率がわずか1%では、多少効果のある方法なりがあったとしても全体からすると微々たるものになってしまいます。せめて調べるなら発熱者はもう一桁多くないと、と思うのですが、おそらくはその時はうがい組も発熱者を多数出してしまうんじゃないかと想像されます。できれば疫学調査だけじゃなくて、実験でうがいの効果を実証してから発表して下さらないものか、と思います。
さて、雪はいかんともしがたい自然現象ですが、風邪は己の体調管理次第というところもあります。職場の同僚など結構体調を崩して熱を出したりしているヒトがいるのですが、その中で、自分が思いの外無事に過ごせているので、少々驚いています。けして万全の体調管理に気を使っているわけではないのですが、ひょっとしたら手の平はまだ黄色くなりませんが、冬になってからこっちずっと食べ続けているミカンが良かったりするのかもしれません。また、帰宅時は必ず手洗いとうがいを励行しているのですが、それもまた良い影響があったりするのかもしれません。もっとも、うがいについては風邪の予防にはあまり意味が無い、というのが世界的な常識なのだそうで、現にそのような習慣は日本独特のものなのだそうです。ところが、この怪しげな予防法の効果が確かにある、と言う調査結果を出した研究者がいました。浜松医大の助教の先生だそうで、福岡市の保育所で幼児約2万人を調査した結果、うがいをせずに熱を出した子供が全体の1%、うがいをしていた子の場合は0.4%の発熱で、明らかにうがいにより発熱が抑えられていると考えられる、という結論なのだそうです。更に水よりも緑茶でうがいしている方がより効果的と見られるデータだったそうでその効果は緑茶のカテキンによるものだろう、というコメントがありました。
数字だけ見ると確かに倍以上の差がありますから、効果があるかないかと厳密に調査した結果として、効果あり、という判定はそれなりに統計的な差はあったのでしょう。ただ私はこの数字を見て、確かに差は倍あるけれど、本当に意味のある差なの? と疑問に思えます。医学系の統計データには時々首を傾げたくなるようなものが散見されるように感じるのですが、これもそんな不可思議なデータの一つなんではないでしょうか? 個人的には、自分も励行しているうがいに意味のある効果が認められたという方が嬉しいのですが、その根拠がこれでは、ちょっと力が抜けてしまうのを禁じえません。そもそもこういう疫学的調査は因果関係の解析が難しいですし、対照区の発熱率がわずか1%では、多少効果のある方法なりがあったとしても全体からすると微々たるものになってしまいます。せめて調べるなら発熱者はもう一桁多くないと、と思うのですが、おそらくはその時はうがい組も発熱者を多数出してしまうんじゃないかと想像されます。できれば疫学調査だけじゃなくて、実験でうがいの効果を実証してから発表して下さらないものか、と思います。