かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

「ヤマト」、観に行ってきました。

2013-01-19 21:11:00 | Weblog
 土曜日の今日、ようやく時間が取れたので、大阪まで「宇宙戦艦ヤマト2199 第四章 銀河辺境の攻防」を鑑賞しに出かけました。これまでは大体公開最終日ぎりぎり、というような日程ばかりだっただけに、十分余裕をもって出かけられたのが嬉しかったです。
 今回は、4話を通じて血沸き肉踊る戦闘シーンはあまりありませんが、色々と謎の多い部分が少しずつ明らかになってきていたり、敵味方ともにちょっと複雑な人間関係が描かれていたりして、話に深みをつける掘り下げが多いように感じました。まあしかし、地球側が先制攻撃を仕掛けた、とは、さて、描かれたお話はともかくとして、この設定はやや無理があったりはしないのでしょうか? 異星人との初めてのファースト・コンタクトを軍が主導して、しかも有無をいわさず砲火でもって迎えるなど、少々乱暴過ぎるストーリー展開に思えます。各研究機関や政治家は、何をしていたのか、と疑問に思うばかりです。あるいはそういう物の見方こそがこれまでの映画などに毒された夢想家の戯言で、実際にもし異星人とのコンタクトがあるとしたら、我が国の政府においても、先制攻撃を是とする対応をとったりするのかもしれません。出来ればそれは違う、ということになっていて欲しいですが、ちょっと引っかかってしまいました。
 あとちょっと噴いたのは、精神安定剤として佐渡先生が「トランキライザー」を処方(?)した件。まあ精神安定剤の総称としての名称ですが、200年も進んだ人類がいまだトランキライザーに頼っているのか、とニヤニヤしてしまいました。「トランキライザー」って「正露丸」みたいだな、と。
 ところで、新しい「ヤマト」は、ちょっと打たれ弱い感じがしますね。次元航行艦の放った魚雷でピンチになっていたりしますし。旧作の、やられてやられて派手に煙を噴いて飛びながらも、ゾンビのように沈むことだけは絶対にない、というのもどうかと思いますが、もう少しこれまでの地球艦とは一味も二味も違う強靭さ、なんてのが観られたらいいなあ、と思うことがあります。とはいえ、同じ地球艦なのにヤマトだけ特別装甲が強い、というのもいくらなんでも変だなと思いますが。
 さて、次は4月。きっと暖かい良い季節になっていることでしょう。燃えたぎるドメル艦隊との決戦を期待しています。

コメント (2)
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