年末年始を含む連休はついに今日で終わり、明日からはようやく日常が帰ってきます。学校も始まりますし、朝のラッシュも再び戻ってくることでしょう。明日朝はいつもより時間がかかるのは必定ですから、少し早めに出かけるようにしないとなりません。幸い明日は朝こそかなり冷え込みそうですが、昼間は日が差してかなり暖かくなりそうです。体調崩しがちな連休明けの天気としては、望ましいモノになるんじゃないかと期待しています。
さて、特許庁が2006年に着手した特許や商標の出願情報を処理する新システムの開発計画を断念し、一からやり直すのだそうです。私自身、自分の分野の技術開発に関わる情報として特許の検索をしたり、たまに発明したものを出願したりとかで特許に関連するシステムの一部にアクセスすることがありますが、残念ながらあまり使い勝手が良いとは必ずしも言いがたいものがあって、その都度色々と苦労させられました。今回話題になっている新システム(断念)がそれら私の日常と関わりのある部分なのかどうかは不明ですが、そんな影響はともかくとして、このシステム開発の仕事、これまでに53億円もつぎ込んでいたそうで、うち開発元の東芝子会社に約24億円、管理業務を発注したコンサルタント会社に約29億円という取り分だったそうです。この、開発元、というのは理解できるのですが、この仕事における管理業務というのは何なのか、また、そっちの方の取り分が多いというのはどういうことなのか、ニュース記事からはどうも読み取れません。従ってその内訳をどうこう言うのも何だとは思うのですが、とは言え、当初稼動予定が2011年1月と2年も前の話で、それも開発翌年の2007年には既に大幅な遅れが出始めるという体たらくで、今や2017年完成の見込みと、あまりに杜撰な計画が目につき、これで管理業務とはなんぞや? とまた大いに首を傾げる事になりました。
最初は一般競争入札で開発能力などを吟味しつつ発注先を検討していたはずですが、なんとその時、技術評価は最低、しかし価格は予定の6割以下を提示した東芝に決まったとのことでした。正に典型的な安物買いの銭失いです。特許庁では、契約の打ち切りと支払い分の返還、システム導入の遅れに伴う損害賠償の請求も行いつつ、現行システムを改修しながら当座をしのぎ、その間に新システム開発計画を新たに建て直すそうです。失敗の原因が、特許庁の特殊な業務内容に精通していなかったことが響いた、という分析らしいですが、なんでそんなことが落札前に判らなかったのか、何のための入札と評価だったのか、当時の担当者、現役・引退にかかわらず、その責任たるやあまりに大きいと断じざるをえません。
さて、特許庁が2006年に着手した特許や商標の出願情報を処理する新システムの開発計画を断念し、一からやり直すのだそうです。私自身、自分の分野の技術開発に関わる情報として特許の検索をしたり、たまに発明したものを出願したりとかで特許に関連するシステムの一部にアクセスすることがありますが、残念ながらあまり使い勝手が良いとは必ずしも言いがたいものがあって、その都度色々と苦労させられました。今回話題になっている新システム(断念)がそれら私の日常と関わりのある部分なのかどうかは不明ですが、そんな影響はともかくとして、このシステム開発の仕事、これまでに53億円もつぎ込んでいたそうで、うち開発元の東芝子会社に約24億円、管理業務を発注したコンサルタント会社に約29億円という取り分だったそうです。この、開発元、というのは理解できるのですが、この仕事における管理業務というのは何なのか、また、そっちの方の取り分が多いというのはどういうことなのか、ニュース記事からはどうも読み取れません。従ってその内訳をどうこう言うのも何だとは思うのですが、とは言え、当初稼動予定が2011年1月と2年も前の話で、それも開発翌年の2007年には既に大幅な遅れが出始めるという体たらくで、今や2017年完成の見込みと、あまりに杜撰な計画が目につき、これで管理業務とはなんぞや? とまた大いに首を傾げる事になりました。
最初は一般競争入札で開発能力などを吟味しつつ発注先を検討していたはずですが、なんとその時、技術評価は最低、しかし価格は予定の6割以下を提示した東芝に決まったとのことでした。正に典型的な安物買いの銭失いです。特許庁では、契約の打ち切りと支払い分の返還、システム導入の遅れに伴う損害賠償の請求も行いつつ、現行システムを改修しながら当座をしのぎ、その間に新システム開発計画を新たに建て直すそうです。失敗の原因が、特許庁の特殊な業務内容に精通していなかったことが響いた、という分析らしいですが、なんでそんなことが落札前に判らなかったのか、何のための入札と評価だったのか、当時の担当者、現役・引退にかかわらず、その責任たるやあまりに大きいと断じざるをえません。