かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ウルトラマンランド閉園の報に、何とも言えない寂寥感を覚えました。

2013-09-02 21:10:08 | Weblog
 本日9月2日は私の誕生日。そろそろ「敦盛」の一差しも舞ってみておかしくない年になりましたが、まだまだ惑いもするし天命も知れないし、とてもそんな年になったとは思えない未熟ぶりが目につく気がします。まあ「大台」には今少し猶予もあるので、その間に、熟れ始めたバナナのごとく、急速に熟したりする事は無かろうか、とかすかな期待をかけていたりもするのですが、まあきっとそうは容易くはいかないでしょう。というか、多分運良く天寿を全うしたとして、死ぬまでそう変わらないのではなかろうか、などと思えてしまいます。何はともあれ新しい一年の始まり、と思し召し、日々是精進を心がけていきたいものです。

 さて、年が経れば移ろい行くのはいかんともし難いのが世の習いですが、熊本県荒尾市のテーマパーク「ウルトラマンランド」が、昨日9月1日に閉園、17年間の活動に幕を下ろしたのだそうです。年間の入園者目標が40~50万人だったそうですが、ここ数年は10万人前後が続き、老朽化した施設を更新するコストが捻出できなかったのだそうです。仮面ライダーが平成になって新しいヒーロー像の開拓に成功し、子供心をがっちりつかんでいるのに対し、ウルトラマンは今ひとつ精彩を欠いていたように感じますが、とうとう拠点を一つ失う事になったのですね。
 私はかなり以前、多分開園してほどない頃に、九州に帰省がてら一度だけ立ち寄った事があります。そのとき、初代館長に就任されていた、ウルトラシリーズの監督などを手がけられていた満田かずほ氏にお会いして感激し、サインをもらった事を覚えていますが、あのサイン、一体どこにしまい込んだものか、今となっては幻の品となってしまいました。
 私の幼少期は仮面ライダーと並んでウルトラシリーズが大きな光を照らしています。その後に「宇宙戦艦ヤマト」の影響が大きくなって参りますが、その前に幼心を占めていたのはウルトラシリーズを始めとする特撮物だったわけで、長じてなおそれらを好む気持ちは変わらず、近くを通りがかったのを幸い、時間を作ってテーマパークまで観に行ったものですが、それもまたセピア色に変じて行く記憶の中にしまい込まれて行くのですね。
 奈良ドリームランドやあやめ池遊園地の閉園に感じた寂寥感をまた感じる事になりました。

 
コメント
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