台風も過ぎ去ってとりあえず天気も落ち着いたみたいですが、明日土曜夜から日曜日にかけて秋雨前線の影響でまた雨が降ってくるようです。出来れば豪雨とか雷付きとかではなくて、しとしとと静かな雨になってくれると風情があっていいなと思うのですが、さてそんな休日に成ってくれるかどうか。
さて、日本列島の1600キロ東、太平洋の海底に、太陽系最大の火山が眠っている、というニュースがありましたが、これまで太陽系一の火山は火星のオリンポス山だと思っていただけに、そんなものが地球の、それも日本からさほど離れていないところにあろうとは驚きでした。幸い活火山の可能性は低い、という話なので一安心ですが、もしそんなものが噴火などしたら一体日本にはどういう影響が出てくるのか、戦慄ともに恐いもの見たさの好奇心ももたげてきます。
海底での活発な動きというと熱水噴出口がありますが、これまで特異的な生態系などに注目していたのが、実はそれそのものを直接的に使った壮大な電池が出来るという科学系のニュースを観ました。熱水噴出口からは、硫化水素のように電子を放出しやすい還元物質が多く含まれている一方、周辺の海水には酸素のような電子を受け取りやすい酸化物質が多く含まれており、その両者の間で電子の受け渡し、すなわち酸化還元反応が生じうるのではないか、という点に着目して、その電子の受け渡しを利用した発電の可能性を追求したのだそうです。方法としては、熱水噴出孔とその周辺海水にそれぞれ電極を設置するだけ、というたったそれだけで燃料電池が出来てしまうという簡単さ。しかも、熱水噴出口からの還元物質供給が続く限り発電が可能なこの方法は、電力の長期安定供給に適しているとの事です。これまで熱水と周辺の海水温との差を利用した発電などは研究されて来たとの事ですが、それらと比較して酸化還元反応を利用したこの方法は極めて単純な装置ででき、かつ腐食にも強くて長期間メンテナンスフリーで発電を続ける事が可能と考えられているそうです。
なるほど、言われてみれば実に単純な発想ですが、熱水というと異様に高い水温とか、その周辺にたまるレアメタルだとかに目がいきがちで酸化還元反応に着目、というのは中々出来ませんでした。実際にどれくらいの発電量が見込めるのかは判りませんが、長期安定、メンテナンスフリー、というのはコスト的にも素晴らしい話です。周囲を海に囲まれ、火山も多い我が国になら、この発電に適した場所が案外容易に見つかるかもしれません。実用化に向けた研究が進むといい、と切に願います。
それにしても、学生の時はこの酸化還元反応がどっちがどっちだったかすぐに忘れて結構困ったものでした。いまでも電子のやり取りはどっちがどっちだったかパッと出てこないので、個人的には鬼門のネタではあります。
さて、日本列島の1600キロ東、太平洋の海底に、太陽系最大の火山が眠っている、というニュースがありましたが、これまで太陽系一の火山は火星のオリンポス山だと思っていただけに、そんなものが地球の、それも日本からさほど離れていないところにあろうとは驚きでした。幸い活火山の可能性は低い、という話なので一安心ですが、もしそんなものが噴火などしたら一体日本にはどういう影響が出てくるのか、戦慄ともに恐いもの見たさの好奇心ももたげてきます。
海底での活発な動きというと熱水噴出口がありますが、これまで特異的な生態系などに注目していたのが、実はそれそのものを直接的に使った壮大な電池が出来るという科学系のニュースを観ました。熱水噴出口からは、硫化水素のように電子を放出しやすい還元物質が多く含まれている一方、周辺の海水には酸素のような電子を受け取りやすい酸化物質が多く含まれており、その両者の間で電子の受け渡し、すなわち酸化還元反応が生じうるのではないか、という点に着目して、その電子の受け渡しを利用した発電の可能性を追求したのだそうです。方法としては、熱水噴出孔とその周辺海水にそれぞれ電極を設置するだけ、というたったそれだけで燃料電池が出来てしまうという簡単さ。しかも、熱水噴出口からの還元物質供給が続く限り発電が可能なこの方法は、電力の長期安定供給に適しているとの事です。これまで熱水と周辺の海水温との差を利用した発電などは研究されて来たとの事ですが、それらと比較して酸化還元反応を利用したこの方法は極めて単純な装置ででき、かつ腐食にも強くて長期間メンテナンスフリーで発電を続ける事が可能と考えられているそうです。
なるほど、言われてみれば実に単純な発想ですが、熱水というと異様に高い水温とか、その周辺にたまるレアメタルだとかに目がいきがちで酸化還元反応に着目、というのは中々出来ませんでした。実際にどれくらいの発電量が見込めるのかは判りませんが、長期安定、メンテナンスフリー、というのはコスト的にも素晴らしい話です。周囲を海に囲まれ、火山も多い我が国になら、この発電に適した場所が案外容易に見つかるかもしれません。実用化に向けた研究が進むといい、と切に願います。
それにしても、学生の時はこの酸化還元反応がどっちがどっちだったかすぐに忘れて結構困ったものでした。いまでも電子のやり取りはどっちがどっちだったかパッと出てこないので、個人的には鬼門のネタではあります。