かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

ただでさえ高齢化で困ってるのに教育現場が若人の芽を摘んでどうするんだ? と思います。

2017-02-13 20:54:56 | Weblog
 今朝の最低気温は、−1.7℃(3:44)、最高気温は7.7℃でした。昨日と同じくまだ暗いうちに最低を記録し、夜が明けてしばらくまで氷点下の気温が続きました。アメダスには記録されていませんが、昼間は雪混じりの雨が降ったりして、体感はかなり寒い一日でした。一方、各地に大雪をもたらした今冬最大級の寒波もようやく峠を越えてきたようで、天気図を見ても混み合っていた等圧線の幅が広がり、いかにも寒気が緩んだような感じをしています。まだ寒い日も繰り返すでしょうが、2月も半ばまで来たからには、ここまで厳しい寒さは多分ないだろうと期待したいところです。

 さて、横浜市教育委員会の岡田優子教育長は、原発事故で避難してきた子供に対する150万円ものタカリ事件で、いじめと認定できないとしたこれまでの見解を翻し、いじめと認定する、という発表を記者会見で行いました。「教育委員会としてお子様の気持ちをしっかりと受け止められなかったことに、あらためておわびしたい」とコメントされましたが、今頃見解を撤回する位なら、最初からもう少し慎重に発言をすべきだったんじゃなかろうか、と私などは思います。既に多数の非難が寄せられているように、普通に考えるとそんな金額をむしり取られれば立派な犯罪であり、そんな精神的な暴力行為をいじめと認めないというのは明らかに無理があったでしょう。一体どういう常識の世界で生きていたのか、そんなヒトが教育現場のトップに座っているという事実には慄然たる思いを禁じえません。
 一方、愛知県一宮市の中学3年の男子が「担任教師に私の人生全てを壊された」という悲痛な遺書を残し大阪で自殺した件で、自殺公表時には生徒の悩みに気づかなかった、とコメントした教育委員会が、後ほどコメントを撤回、謝罪するという事件がありました。母親が何度も学校に相談していたとのことで、父親は、学校と教育委員会の対応は保身としか思えない、と教育現場への強い不信感を露わにされているそうです。
 昨今、下らない事で難癖をつけてくるモンスターペアレンツなるモノが徘徊したりして、先生達学校教育の現場がかなり大変な状況にあると言うような話はよく耳にしますから、全責任が教育委員会や学校にあるのかどうか、という点については、事件の背景などを完全に知るわけではない無責任な立場で発言するのは控えるべきだろうと思います。ただ、親の側に困ったヒトが居るからには、教師や教育委員会側にも百害あって一利ないモンスターなヒトも居るのではないか、という気も致します。ただでさえ人口減と高齢化に悩む我が国において、有為の若人の芽を摘むような教育現場は極力無くしてもらいたいと思う次第です。

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