かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

第2青函トンネルという壮大な話は、単に新幹線のスピードアップだけで構想して欲しくないです

2017-02-08 20:54:48 | Weblog
 今朝の最低気温は0.4℃(2:36)、最高気温は9.1℃でした。明け方は1.5−2℃位で、一番寒いはずの時間帯のほうが夜中より暖かくなっていました。昼間も一日曇りがちで日差しはほとんどなかったのですが、まあそれなりには気温も上がりました。明日は朝から寒くて雪も降って、という散々な一日になりそうですが、出かける先もあまり良い天気ではないみたいです。新幹線とか遅れないといいのですが。

 さて、青函トンネルをもう一本掘ろう、という構想があるのだそうです。現在青函トンネルは新幹線と貨物船の共用で最高速度が140キロに制限されているため、東京から新函館北斗まで4時間2分かかります。新函館北斗から札幌までは更に3時間はかかりますが、まずは北海道までの4時間の壁を超えないと、飛行機と勝負にならないのだそうです。札幌までは、2030年には新幹線が延伸されて所要時間も劇的に改善されるでしょうが、そうなると青函トンネルの制限速度がより大きくボトルネックとして気になってくる事になるでしょう。構想では、現トンネルの側に貨物専用の単線を敷設するトンネルを掘り、現トンネルは新幹線専用にすることでスピードアップが図れる、とのことで、総工費は3900億円、工期は15年ほどで、今から着工すれば札幌延伸の直後、予算が確保できて工期繰り上げともなれば、同時開通、という事にできるやもしれません。
 とは言え、工費は大体において上がっていくのが相場というものですし、そもそも上下線あわせ、新幹線26本、貨物が40本、臨時があると最大で51本、という数なのに、敢えて数千億円投じてもう一本トンネルを掘る意味はあるのか、というのも疑問ではあります。
 四国には橋が3つもかかっていますし、九州にも橋とトンネルがありますから、北海道にも緊急対応などを考えるともう一本トンネルがあっても良かろうと思わないでもないですが、どうせ作るのなら貨物単線だけじゃなくて車も通れるようにするとか、複線化するとかして万一の事態の時の導線確保をするとか、鉄道事業だけで考えるのではなくて国策として第2青函トンネルが必要なのか、意味があるのか、を論じてほしいですね。

コメント
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