今朝の最低気温は−2.1℃、最高気温は14.9℃でした。久しぶりに明け方一番冷え込む一般的な朝を迎え、また一日中よく晴れて気温は春並みに上がりました。その分花粉も飛んでいたのかして、なるべく外には出ないようにしていたのに、目が痒くなっています。鼻は相変わらず詰まり気味ですが、今日帰宅してから鼻うがいを久しぶりにやって鼻腔内を洗浄することで、かなりスッキリしました。喉のいがらっぽさも大分ましになってきましたし、先週来の風邪も、ようやく回復を実感できるようになって来ました。花粉症用点鼻薬による眠気も今日はかなり軽く、昼間眠いということはありませんでしたし、あの副作用も全体的な体調次第で結構左右されるのかもしれません。
さて、今週はじめ、京都の卸業者と農協が、国産ブランド米に中国産を混ぜている、と告発する週刊ダイヤモンドによる記事がありましたが、今日、それが事実無根であり著しく信用を傷つけられたとして、卸業者と農協が発行元のダイヤモンド社を京都地裁に訴えました。ダイヤモンド社は、独自調査により中国産を混ぜているのは確実、と産地偽装をスクープしていましたが、もしこれが農協の側の言い分のほうが正しいとすると、朝日新聞社によるサンゴ自傷事件以来の大捏造飛ばし記事、ということになるやもしれません。まあ現段階では真相はヤブの中でどっちもそれなりに嘘らしく、また本当らしく感じられるのですが、さて、裁判所に事の白黒を判じるだけの知識と能力があるのかどうか。
例えばダイヤモンド社の主張通り、検査機関に委託した際に提出したお米がやはり中国産混入米だったとしても、それが本当に京都の農協や卸会社が扱ったものから抜き出したことを証明してもらわないと、最悪ダイヤモンド社内で適当に用意したダミーだったりする可能性もありますし、仮に農協側が黒だったとしても、それを証明するためには、単に扱っている米から中国米が出ただけでは、元々購入した新潟なりのお米に既に混ぜてあったかもしれませんし、農協の方に、中国産の仕入れルートとか、いつ仕入れたか、どれだけの量を購入したかなどの裏付けがある情報がないと、やっぱり名誉毀損くらいには問われるんじゃないかと思われます。記事自体を読んでいないのでなんとも言えませんが、若干ダイヤモンド社の方が飛ばしすぎたかもしれないな? というのが一連の様子から感じる個人的な感想です。
まあ裁判で白黒つくならそれに越したこともないでしょうから、結果がどう出るか期待して待ちましょう。
それにしても、米にしろお茶にしろ、元々は業者が、安価でそれなりの味の2級品から高くて美味しい特級品まで、その時その時入手可能な各地の産品を適宜ブレンドして作るのが当たり前で、その絶妙な目利きと手際こそが卸業者の存在意義だったのに、いつの間にか産地ブランドの方が表に出てきて、それに便乗した偽装も生まれるという、なんとも不思議な事になってしまいました。そもそも多くの一般消費者は、日常それほど質の高いものを求めてはいなかったはずなのに、いつの間にかいいものをより安く、という自由競争に走るようになってしまいました。でもそんな自由競争を成り立たせるには、消費者の側にも、ちゃんと本質を見極める目利きの力が必要なはずだと思うのですが、今はブランドの看板でしか価値が判断できないのが残念ながら現状でしょう。そもそも普通はそんなグルメの能力など余分で不要だったと思うのですが、これも生活が向上したということなのでしょうか。どうも余計な事をして無駄遣いしているだけのような気がしてなりません。
さて、今週はじめ、京都の卸業者と農協が、国産ブランド米に中国産を混ぜている、と告発する週刊ダイヤモンドによる記事がありましたが、今日、それが事実無根であり著しく信用を傷つけられたとして、卸業者と農協が発行元のダイヤモンド社を京都地裁に訴えました。ダイヤモンド社は、独自調査により中国産を混ぜているのは確実、と産地偽装をスクープしていましたが、もしこれが農協の側の言い分のほうが正しいとすると、朝日新聞社によるサンゴ自傷事件以来の大捏造飛ばし記事、ということになるやもしれません。まあ現段階では真相はヤブの中でどっちもそれなりに嘘らしく、また本当らしく感じられるのですが、さて、裁判所に事の白黒を判じるだけの知識と能力があるのかどうか。
例えばダイヤモンド社の主張通り、検査機関に委託した際に提出したお米がやはり中国産混入米だったとしても、それが本当に京都の農協や卸会社が扱ったものから抜き出したことを証明してもらわないと、最悪ダイヤモンド社内で適当に用意したダミーだったりする可能性もありますし、仮に農協側が黒だったとしても、それを証明するためには、単に扱っている米から中国米が出ただけでは、元々購入した新潟なりのお米に既に混ぜてあったかもしれませんし、農協の方に、中国産の仕入れルートとか、いつ仕入れたか、どれだけの量を購入したかなどの裏付けがある情報がないと、やっぱり名誉毀損くらいには問われるんじゃないかと思われます。記事自体を読んでいないのでなんとも言えませんが、若干ダイヤモンド社の方が飛ばしすぎたかもしれないな? というのが一連の様子から感じる個人的な感想です。
まあ裁判で白黒つくならそれに越したこともないでしょうから、結果がどう出るか期待して待ちましょう。
それにしても、米にしろお茶にしろ、元々は業者が、安価でそれなりの味の2級品から高くて美味しい特級品まで、その時その時入手可能な各地の産品を適宜ブレンドして作るのが当たり前で、その絶妙な目利きと手際こそが卸業者の存在意義だったのに、いつの間にか産地ブランドの方が表に出てきて、それに便乗した偽装も生まれるという、なんとも不思議な事になってしまいました。そもそも多くの一般消費者は、日常それほど質の高いものを求めてはいなかったはずなのに、いつの間にかいいものをより安く、という自由競争に走るようになってしまいました。でもそんな自由競争を成り立たせるには、消費者の側にも、ちゃんと本質を見極める目利きの力が必要なはずだと思うのですが、今はブランドの看板でしか価値が判断できないのが残念ながら現状でしょう。そもそも普通はそんなグルメの能力など余分で不要だったと思うのですが、これも生活が向上したということなのでしょうか。どうも余計な事をして無駄遣いしているだけのような気がしてなりません。