かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

栄光と悲劇の軍艦「咸臨丸」の沈没地点調査に、日本とオランダが共同で取り掛かるそうです。

2017-11-26 20:53:21 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は2.4℃、最高気温は13.8℃、五條市アメダスの最低気温は0.6℃、最高気温は14.7℃でした。今日は朝からよく晴れていたのですが、夕方から急に陰って雨が降ってきました。今日は降らないと思いこんでいただけに、本降りになった雨には驚かされました。

 さて、幕末に勝海舟らを乗せて日本初の太平洋横断を成し遂げた軍艦「咸臨丸」の沈没地点の捜索のため、東京海洋大とオランダ文化庁が調査をはじめました。咸臨丸は明治4年(1971年)、戊辰戦争で幕府方の軍艦として北海道まで行って、北海道木古内町泉沢沖で暴風雨に呑まれ、サラキ岬沖でついに沈没したとのことですが、その詳細な沈没地点や、沈んだ船体などは発見されていないそうです。ここで、なんでオランダ? とニュースを読んだ時思ったのですが、咸臨丸はもともとオランダが建造した軍艦で、現在、オランダでは同国製の沈没船の調査を実施し、リストを作成しているのだそうで、咸臨丸についても調査対象になっていたそうです。そこで、我が国で沈没船などの「水中文化遺産」が専門の東京海洋大の岩淵教授と共同調査を行うことになったとのこと。そんな事業に乗り出すとは、さすがかつて7つの海を制して海上覇権を確立した大海洋国家ですね。そのリストに日本の咸臨丸が掲載されるというのは、我が国の歴史からしても良い話ではないでしょうか。是非沈没地点を確定し、あわよくば将来の船体引き上げとか、何らかの文化遺産的な保存措置が取れるようなデータを集めていただきたいものです。

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