かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

技術やら規制やらが進んだ今でも、工場排水で川の水が真っ青なんてことがありうるんですね。

2017-11-11 20:34:52 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は10.9℃、最高気温は17.5℃、五條市アメダスの朝の最低気温は14.8℃、最高気温は17.3℃でしたが、朝5:03の記録。昼間は15.4℃でした。今日は夜明け前にざあっとまとまった雨が降りましたが、この時南から暖かい空気が流れ込んできて、妙に暖かい朝を迎えました。しかし、雨が通り過ぎるや北風が強くなり、曇りがちの空模様もあって気温があまり上がりませんでした。明日朝にかけて気温が低下し、かなり冷えてきそうです。

 さて、埼玉県草加市を流れる古綾瀬川という川の水が300ー400mの範囲で青緑色に変色、魚が100尾以上死んで浮き上がっているのが確認されたとのことです。普段はもっと澄んでいて色づきなどしていない水が流れているそうで、それがペンキを流したように着色したのが不気味がられているのだとか。県では原因調査を実施していますが、同県八潮市の化学工場から塩化銅などを含む工業廃水が川に流れ込んだ疑いが強いのだそうです。
 草加市って聞いたことがあるけど一体どこだろう? と地図を観てみましたら、東京足立区のすぐ北側、武蔵野線の内側にある町でした。私のような田舎住まいからすると「大都会」の真っ只中、という感じもする立地な気がしますが、そんなところでも今は川の水は結構きれいになっているんですね。
 それにしても、このニュースのタイトルを見た時はてっきりプランクトンでも大量発生して酸素不足に陥るなどして魚が死んだのかと思いましたが、よくよく考えるまでもなく11月も1/3を過ぎた季節にそんなプランクトン大発生な気象条件があろうとも思えず、何があったのか直ちには思いつきませんでした。結果はどうやら工場排水のようですが、私が子供の頃の、いつ「ヘドラ」が生まれても不思議じゃない位に公害が蔓延していた頃ならぱっと思いついたであろうことも、浄化技術の発達や排水規制などが当たり前になった今、すっかりその可能性を失念しておりました。多分事故なんでしょうが、今でもまだ工場排水で水質汚染なんてありうるのだな、と改めて思いました。

コメント
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