かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

今時梅毒が増えていると言われても、どんな病気でどんな症状なのか、いまいちピンときません。

2017-11-28 20:15:46 | Weblog
 今朝の奈良市アメダスの最低気温は4.3℃、最高気温は18.5℃、五條市アメダスの最低気温は2.2℃、最高気温は19.4℃でした。昼間はセーターいらずのポカポカ陽気でしたが、これ、11月末の気温ではないですよね。つい先日は11月の気温ではない超低温に見舞われ震え上がりましたが、今度は季節らしからぬ「高温」に首を傾げるという。季節の移り変わりはフラフラと進んだり後ずさったりするのは毎度のことですが、この晩秋の気候は、冷たい雨で落ち葉が濡れそぼつのをコートの襟を立て寒さをしのぎながら眺めるような、気だるく物憂げな感じに酔いつぶれるのではなく、落ち着き無く乱高下を繰り返して振り回される、面倒くさい天気になっていて困ります。少しは落ち着いて、ゆっくり冬に進んでくれたら良いのですが、この分ですと12月になっても色々と面倒事が起きそうです。

 さて、かつて猖獗を極めた梅毒の患者が、今再び増加傾向にあり、今年は11月19日までの累計で5053人と、44年ぶりに5千人の大台を突破したそうです。感染者の数は、東京1561、大阪703、愛知310と都市部で多く、国や専門家らは、検査による早期発見や不特定多数との性行為を避けるなど、予防を呼びかけています。
 しかし、今時梅毒? と私は首を傾げてしまいました。かつては大変な猛威を奮った病気でしたが、同じく不治の病だった結核ともども、新薬の投入ですっかり消えてなくなったものと思っていたからです。実際1940年台には20万人を超える患者がいましたが、近年は年数百人規模で推移していたのだとか。絶滅じゃなくて年数百人いた、というのもまた逆に驚いたのですが、20万人からしたら、ほぼ無くなったと言ってもよいでしょう。ただ、結核も最近薬への耐性菌が生まれてまたじわじわ増えているような話も聞きますし、数百とは言え感染する者がいるというのは、潜在的には、それが広がりかねない危険を孕む菌の母体が滅びずに居た、ということなのでしょう。
 しかし、かつては当たり前にあった病気で、その症状もよく知られていたでしょうが、今はもうほとんどの人は梅毒ってどんな病気でどんな症状が出るのかなどまず知らないのではないでしょうか。啓発するなら、単に増えてるから気をつけろ、だけじゃなくて、怪しい症状はどんなものかについて写真なども入れてもっと詳しく報道したほうが良いのではないかと思うのですが、難しいものなのでしょうか?

コメント
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