かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

空の旅も電気でという希望は理解できますが、素人目にも技術的にはまだまだ時期尚早に思えます。

2024-08-17 21:28:51 | Weblog
 今朝の奈良市の最低気温は26.3℃、昼の最高気温は33.5℃、五條市の今朝の最低気温は24.1℃、昼の最高気温は31.8℃でした。今日も朝から雲が目立ち日差しがほとんどありませんでした。昨日と違い雨は降りませんでしたが、相変わらず梅雨空仕様です。天気予報を観てみると、明日は晴時々曇で最高気温36℃と予報されていますが、週明け後はずっと曇りで降水確率40%が続いて、これもまるで梅雨のようです。台風7号も通り過ぎていきましたし、次の台風候補はまだ見当たらないようなのですが、一体何が起きているんでしょうね? これが秋に向けて季節が動き始めたことを示していたりするのならありがたいのですが、9月も残暑厳しいといつもの通りの話ですので、そんな単純なこともないと思われます。

 さて、オランダで、充電1回で500マイル(800キロ)飛ぶ90人乗り電動旅客機の計画が発表されました。スタートアップ企業エリシアンが計画している電気飛行機で、バッテリーで8基のモーターを回してプロペラで飛ぶ設計です。
 過去には、電気で旅客機を飛ばそうとNASAやロールスロイスらが挑戦してましたが、結局は実現を断念しています。このエリシアンの挑戦には、実現に向けて更に一歩踏み込むべく、多分新たな工夫が盛り込まれているのでしょうが、どう工夫しようが結局のところ必要になるバッテリーの重さがあまりに重すぎて、ジェット燃料で飛ぶ現行機に比べるとどうしても見劣りする部分が目立ってしまいます。飛行船のように浮力は別のもので担保するのならともかく、結局のところ構造は既存の飛行機とそう大きく変わりませんし、省エネのために徹底した機体設計がなされる現代の商用航空機に対して、電気にしたからといって急に空力特性が一段と優れるものとなるというのも考えにくいです。ドローンとかもそうですが、せめてバッテリー技術がもう1皮2皮剥けて来ないと、空から化石燃料を駆逐することはできないんじゃないかと思います。2030年までに実物大試作機を完成させる予定とのことで、実際に飛ぶのは更にもう少し先になりそうですが、果たしてモノになりますかどうか。
コメント
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