かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

民主党が割れる日も近い?

2005-12-12 21:38:50 | Weblog
 今日は一日寒かったです。風に当たると空気の冷たさが昨日までとは大分違うのが実感されます。今夜から明日にかけては更に一段と冷え込むのだそうで、積雪もあるらしいという予報に震えております。それにしても今年の天気はメリハリが利きすぎているようで、11月あんなに暖かだったのに、12月になった途端いきなり冷え込んで、まだ12月中旬だというのに、1月末頃の一番寒い時期と変わらない冷え込みぶり。今年は暖冬ではなかったのか、と気象庁を問いつめたい気分ですが、そんなことが出来たとしても、外で電線を鳴らしている北西の風や街灯に白々と映る雪が止むわけでもなく、その変さ加減にただ呆れるしかありません。でも、気象統計で平年並み、と言うような出し方は止めてもらいたいもの。平均値で比較するため、どうしても寒い日と暖かい日が均されてしまって、こんなに寒い思いをしているのにそれが統計データに反映されないことが往々にしてあるのです。気象庁には、もっと生活実感にあった統計手法を考えて頂きたいものです。
 
 さて、民主党前原代表がワシントンの戦略国際問題研究所で行った講演で、中国の軍事力増強が「現実的脅威」だとか、シーレーン(海上交通路)防衛のために、集団的自衛権を行使できるよう憲法改正を検討すべきだとか色々宣った上、続けて中国・北京でも、中国の軍事力を脅威だと明言したとのこと。
 中国の軍事力が脅威なのは間違いないと思いますし、中東から日本に至る海上輸送路が日本の生命線であり、その安全確保をアメリカに頼り切っているのも現実で、しかもマラッカ海峡では海賊行為が後を絶たないということもあるようなので、前原代表のおっしゃっていることはいちいちごもっとも、と思われる事ばかりです。ですが、民主党は本当にそれで良いんでしょうか? 実際にその事で民主党内部のきしみがより鮮明になり、党を割るような発言に苦言を呈する大物がいれば、副代表が党の方針に反すると文句を言ったりしているのを見てますと、代表が一人で空回りしているようにさえ見えます。まあもともとキメラ状態と言うか、呉越同舟というか、ともかく本質的に異質な集団の寄り合いである民主党ですから、ちょっと突っ走ったことを言えば組織に動揺が走るのは致し方ないところで、そんな、図体を大きく見せるためだけに強引に手を繋ぎあっているような無理は止めて、主張を同じくする人々の集団に分裂した方が、無駄な結合エネルギーを必要としない、もっとも自然な状態になるのではないか、と思ったりします。そうなると、短期的にはますます自民党に代わって政権を担うのは難しくなるでしょうけど、そうやって色の違う部分を取り除き、澄明な民主党カラーを出してくれれば、もう少し肩入れしたくなるかも知れません。取りあえず次の参院選までにそのあたりを整理してくれれば、投票の時それほど悩まなくてもすむかも知れないわけです。まあ前原代表は、他に色々支持するのが難しい主張もなさっているようなので、これで簡単に民主党支持、となるわけにも行きませんが、このまま自民党の一人勝ちではいずれ国家運営が行き詰まるかも知れないわけで、対抗馬として最右翼の民主党には、是非頑張ってもらいたいと思うのです。 


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