今朝の奈良市の最低気温は26℃、昼の最高気温は37.2℃、五條市の今朝の最低気温は23.5℃、昼の最高気温は37.9℃でした。今日も昨日とほぼ同じ様に朝からよく晴れて、真夏の青空が頭上に広がりました。そして同じ様に午後になると入道雲が湧き上がり、刻々と成長しながら形を変えて行って、夕方には雷鳴とともに、パラパラと大粒の雨が降ってきました。ただ、夕立の中心地はわずかに東側にズレており、結局大した降りにならないまま雨は収束してしまいました。あと、台風は見るたびに進路がフラフラして一喜一憂させられます。相変わらず予報進路の中心は紀伊半島を指向していますが、こっちに来るのかどうかは26日に進路を東に振ってからでないとはっきりしそうにないです。来るなら来るでしょうがないですが、できれば雨だけ置いて風は控えめでお願いしたいです。
さて、東京電力による福島原発のデブリ採取作業、押出パイプの順番を間違えるというミスで中断となってしまい、斎藤経済産業相が「大変重く受け止めている」、「協力会社任せにしないで、東電自身が全作業に責任を持って取り組むように」と、東電を叱責しつつ原因究明などを東電に求めました。件の押し出しパイプは、先端部分のデブリ採取プローブを動かすためのゴツいケーブルが全てのパイプに通っており、これでどうやって順番間違えが起きるのか不思議な気分にさせられるのですが、そう現場でも思ったからこそ、間違えが発生したのかもしれませんね。最初から、各パイプに「1」とか「2」とかはっきりデカデカと書いておくとか、長さをそれぞれ変えて置くとか、繋ぐ順番で接続口の色を変えておくとか、ちょいとひと手間かけるだけでミスを減らせそうな気がしますが、何をどう工夫しても人手が入る以上ミスを0にすることはできませんから、慌てず焦らず確実に、作業工程全般のミス発生要因を一つ一つ潰して行かねば、世界初の試みなど成功するものではありません。経産大臣も、地元配慮で現場叱責もやむを得ないところもあるのでしょうが、現場や技術者を萎縮させるような言動や行動は責任者として慎むべきであろうと思います。それにしても、この1月に延期を発表したときは「遅くとも10月頃を見込む」という話だったのが失敗に終わったとはいえ8月に挑戦するとは、2ヶ月も前倒しして現場に無理させてないか、検証しておいたほうが良くないかという気もします。失敗した責任者をあげつらうより、次に失敗しないための方法を考えたほうが結局はうまくいくことに繋がるでしょう。
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