かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

揮発油税、どうして今まで「暫定」のままほっといたんでしょうね。

2008-04-01 22:33:09 | Weblog
 今日は4月1日、ということで、「麗夢のアニメ化が決定!」なんていうウソの一つもついてみたいところですが、夢と願うことをウソと知りつついうのはなんとなく運が逃げてかなうものもかなわなくなるるような気がしまして、やめておきました。エイプリル・フールというのは起源不肖の世界的行事という摩訶不思議なものですが、どうせつくなら実害のなさそうなお気楽なやつにしておくほうが罪がない気がいたします。

 さて、すったもんだした揮発油税の上乗せ分が昨日までで失効し、今日からの分には税金がかからなくなったわけですが、こちらの田舎町でも、道沿いに点在するガソリンスタンドで随分対応が異なるようです。きっちり25円程度を今朝から値引きしているお店もあれば、その半額くらいをとりあえず下げているところもあり、と思えばいまだ昨日と同じ値段表を掲げているお店もあり、で、この不ぞろいぶりはここ数日は続くのでしょう。職場でも、あそこは安かった、向こうは値段が変わらない、と、ひと時情報交換に余念なく、そのまだら模様ぶりが伺えます。まあ私は空っぽの状態から満タンにしてもせいぜい9リットル程度しか入りませんし、一リットル25円違っても合計300円足らず程度の差しか出ないので、昨日ガス欠寸前だったせいもあって、いつも行くお店でしっかり満タンにしてしまいました。そのお店は今日も値段そのままだったので、結局抱えている在庫がはけるまでは安くはならず、一晩我慢してもあまり意味がなかったので、それほど損をした、という気にはならずにおります。
 それにしても、わたしが不思議に思うのは、与党や政府がしきりに問題視し、国土交通省も危機感もあらわにするようなものを、いつまでも暫定のまま放置していたのか、という点にあります。それほど重要なものなら、いっそ暫定じゃなくその割合を本則にしておけばよかったのに、なまじ暫定のまま維持しようとするから万一の時に対応できなくなるわけです。一体、過去暫定措置を改めようという機会はなかったんでしょうか? ないとすれば随分怠慢だな、と思いますし、あったとすれば、何のかんの言ってずっと政権を仕切ってきた与党が、どうしてその機会を生かせなかったのか、がまた不思議に思えてきます。
 私はいわゆる地方に住んでいますけど、本当に地方に道路がいるのか、については、随分疑問に思っています。地方のヒトが少なくなり、医療やら何やらで生活環境が悪化しているなら、道を作るよりもそのヒトをもっとサービスが低コストで行き届くところに移住させることを考えるべきで、たとえばそこが山の中なら、スギやヒノキを植える愚を冒さず、とっとと原生林にして、クマやシカやイノシシやサルに返してやればいい、と思うのです。なぜそこにヒトが住まねばならないのか、と、マスコミや政治家がどうして問おうとしないのか、その挙句に限界集落を生み出し、多くの地方を衰弱死させようとしている無責任さに、私は憤りさえ覚えます。
 まあいずれにしても、今回の件は物事をリセットするいい機会なんじゃないかと思います。いくら道を作りたいと思っても、お金がなければできないわけですし、そんな状況をベースにすれば、もう少し責任感の見えるお話が出てきてくれるんではないか、とほのかに期待もしているのです。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 1年の1/4が経過したところ... | トップ | 春はカウンタも異常に回る季... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事