かっこうのつれづれ

麗夢同盟橿原支部の日記。日々の雑事や思いを並べる極私的テキスト

深夜放送だけでなく、いっそ休放日でも作ったらどうでしょう?

2008-03-04 22:30:14 | Weblog
 今日は朝より昼から夕方のほうが体感的には寒く感じる一日でした。実際のところは、朝の氷点下前後から10℃近くまで気温が上昇していますから寒いはずは無いのですが、私だけでなく、周囲の何人かも、部屋の中で『寒い』『寒い』と連発しておりましたから、現実問題として寒かったのは間違いないようです。多分、北風が少し吹いていたことと、朝は出ていたお日様がその後余り顔を出さず、ずっと曇りがちだったことが、「寒さ」として認識されていたのでしょう。実際今の時期は気温よりも日光があるかないかで感覚的に大変大きな違いがあります。ようやく冬と春のせめぎあいが春の優勢に傾きつつある季節の切所とも言うべき頃合のこと、明日はまた少し寒くなるそうですが、週末にかけては暖かくなるそうですし、文字通り三寒四温を繰り返しつつ、きわめてオーソドックスに春がやってきそうな今年です。

 さて、自民党の総務会で、深夜テレビの放送自粛を求める意見が相次いだのだそうです。今、家庭を中心に温室効果ガスの排出量増に歯止めがかかっていないのを、いつの間にかほぼ24時間放送しっぱなしになったテレビにも責任の一端がある、ということで、その自粛を求めてはどうか、という提案だそうです。何でも30年前の石油ショックの時もテレビ局が深夜放送を自粛したとのことで、「法的規制はできないが、世論喚起の必要はあるのではないか」とまとめられたようですが、これに対し、テレビ局側からは何か反論は出ないのでしょうか。
 ところで、私は深夜アニメを視聴してますが、それは全部録画で観ています。全国に、わざわざ夜更かししてテレビを見ている家庭はどれくらいあるんでしょう? 今時だったら、もし深夜までテレビを見ていたとしたら、電灯や暖房などで相当なエネルギーを使っているに違いないとは思うのですが、30年前と違い、いまや娯楽は、たとえばこのネットとか、ゲームとか色々あるわけで、単にテレビだけ槍玉に挙げ、仮に自粛が実現したとしても、大した効果はあがらないような気もします。
 客観的に評価できる数字を並べて、「だからテレビ放送に自粛を求める」という話ならわからないでもないのですが、どうもイメージだけで深夜テレビ悪玉論が出てきているだけのような感じです。政治家や官僚の言葉があまり信じられなくなってきている世の風潮の中、世論喚起を促したいのなら、有無を言わさぬデータをもって語らないと、説得力も迫力も不足しがちなのではないでしょうか。
 とはいえ、私はテレビの放送自粛に批判的なわけではありません。30年前ほどの効果は望めないでしょうが、実際どれくらいの温暖化抑制を発揮するか、ためしにやってみるのも面白いのではないかと思います。更に、春秋の番組改編時につなぎで流す空疎な特番や、春夏の高校生の一球技大会を公営放送と民放の2局で1日垂れ流しする(関西の話ですが)ようなまねも止め、いっそのこと年に何回か、緊急時対応を除いて、テレビ放送をお休みする日も作ってみてはいかがでしょう? 特に都会ではチャンネル数が多いのですから、各局順番に休んでみたところで大した問題も起きないでしょうし、たまには一日くらいテレビ放送一切無し、という日があってもいいんじゃないかと思うのですが、いかがでしょう?


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