半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

ポルシェ911、オイル漏れの犯人はコイツ!

2010-10-20 11:40:53 | ポルシェ911
ゴメンナサイ!ポルシェ911のオイル漏れの顛末の件、9月12日のブログで 「この件に関しましては、後日再度書かせていただきます」 とか何とか書いておきながら、すっかり忘れてました!!




と、いうわけでコレが今回の犯人、ロッカー・シャフト。その名の通り、ロッカー・アームのシャフトです (笑) 。右バンク、アッパー側のロッカー・シャフトの一本に小さな傷 (画像でもほとんど分かりませんよね) が入っていて、そこからオイルがにじんでいたのです。もう交換しかありません。



このシャフト、別に高価な部品じゃないものの、メーカー指定の締め付けトルクなんか、 「本当にそれで大丈夫なの?」 っていうくらいユルユルですし、かなりデリケートなパーツでもあることは間違いありません。実はエンジンを下ろしたときからちょっと怪しい兆候があって、O/H前にも清水さんから 「ここはどうしましょうか?」 といわれてたですが、 「まぁ、もう少し様子を見ましょう」 ということでそのままにしちゃってました。

画像でもお分かりの通り、シャフトの左右にはОリングでも入りそうなリセスが切られています。しかし、純正のパーツリストを見る限り、特に何かを入れる指定にはなっていません。ところが、アメリカの某サイトで元ワークスと称する (本当かどうかは分かりませんが) レース用エンジンのO/H画像を見たら、ちゃんとОリングが入ってました!。オイオイ……。

清水さん確認したところ、清水さんもチューニング・エンジンを組むときには使用することがあり、既に私のエンジンでもオイルが漏れやすいロア側には組み込んであるとのこと。なぁ~んだ、全然知りませんでしたよ。と、いうわけで、この機会に右側バンクだけアッパー側にも組み込んでもらうことにしました。

この修理後、すでに一ヶ月以上経過していますが、今のところオイル漏れが再発する兆候は皆無。どうやら完治したようです。この件に関する費用などを含めた詳しい情報は、次号の 『エフロード』 誌で公開しますのでお楽しみに。ブッシュがバラけちゃったシフトのジョイントの話も次号ですよ。
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銀のサーバーも色々ありますよ。 シルバー・カトラリー (銀食器) の話 その8

2010-10-20 11:15:44 | 陶磁器、銀器、カトラリーなど
しばらく間が開いてしまいましたが、今回は久々に 「銀食器の話、その8」 を書かせていただくことにしましょう。

ちょっと上級の銀食器用チェストには、引き出しが付いているタイプが少なくありません。その中には、通常のテーブル・セッティングの中には含まれないようなアイテム、例えばサーバーの類を収納するのが普通です。我が家で使用しているWALLACE社のGRAND COLONIALシリーズにも、用途に応じて様々なサーバーが用意されています。

まず最初はコレ。一番汎用性が高く使用頻度が多いのはこのような大き目のスプーンやフォークです。穴が開いているタイプのスプーンは、我が家ではサラダなどのサービングに使用することが多いです。




単体では大きさが分かり難いと思いますので、他のスプーンと比較してみましょう。かなり大きいということがお分かりになりますか?。




サラダ専用のサーバーとしては、このような木を使用したタイプも存在しています。しかし、我が家ではあまり出番はありません。




次回からは、 (我が家を含めて) 一般家庭ではあまり使わないようなアイテムを少しづつ紹介することにしましょう。
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『the House (百年の家)』 を読みました。

2010-10-20 10:39:25 | 
J.Patrick Lewis (J.パトリック・ルイス) 著、Roberto Innocenti (ロベルト・インノチェンティ) 画の絵本、 『the House』 を読みました。この画像は原書ですが、講談社から長田弘 訳の日本語版も 『百年の家』 として出版されています。 



この物語の主人公である “家” は1615年に建てられましたが、やがて誰も住む者がいなくなり廃墟と化していました。しかし1900年、キノコ狩りに来た子供達によって再発見され、再び主を得ることになります。

この絵本には、その1900年から1999年まで、100年間の時の流れが綴られています。その間、 “家” は新しい家族の誕生、大切な人との死別、二度の世界大戦……といった様々な歴史を見続けることになります。


家が主人公であるという点では、バージニア・リーバートンの 『ちいさいおうち』 と同じといえるかもしれません。しかし、家そのものを擬人化しているリーバートンに対し、本書ではあくまでそこで起こる出来事を見つめるだけの傍観者として描かれている点が異なっています。



登場するクルマやバイクを見る限り、この家のある場所はイタリアのようですね。しかし、日本でもちょっと地方に行けば築100年以上の農家は珍しくはありません。きっとそういった家々も、様々な歴史を見てきたのでしょうね。
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