半谷範一の「オレは大したことない奴」日記

B級自動車ライターのカオスな日常

ポルシェ911 (964) 、検討用のソフトトップを製作しました。

2015-11-20 20:46:10 | ポルシェ911
大野先生にお願いすることにした簡易ソフトトップの製作、端布を使った検討用の素材が出来上がったということで、スピードジャパンの小澤社長、エフロード/エーカーズの古屋編集長、ノーチラススポーツカーズの古川先生と一緒にお邪魔することにしました。




今回の最大の検討課題はリアウィンドウをどうするか?という点。色々な型紙を合わせながら皆で意見を出し合います。




現実にはフェアリングに隠れて下の方は見えないので、最初は小さいサイズの方が良いのかな?と思っていたものの、オリジナルのスピードスター用ソフトトップの形状を確認したところ、意外にもかなり大きなサイズであることを発見!。単純に後方視界を確保するためではなくて、わざと外からフェアリングが見えるようにしてあったようです。



というわけで、最初は大きなサイズにしてみます。


このように、クォーター・ウィンドウを設けることも出来ますが、スピードスターには設けられていないので、このクルマでもなしにしました。




ファブリックは材料が高い上に畳んだときにかさばるということだったので、素材はビニールレザーにしました。試作品は無難な黒にしておきますが、商品化するときには生地やステッチの色が特注できるようになるかもしれません。




サイドはこんな感じで巻き込んで装着します。ウィンドウの上部にはベロを付けて雨水の浸入を抑える予定。




内側にバンドを通すことで、ソフトトップの張りを確保するという考えです。





どこに何本通すのか?、留め金の位置はどこにするのか?、検討する課題は沢山ありますね。しっかり作れば耐候性は向上するのでしょうが、 “5分程度で装着可能” という点も譲れません。リアシートのスペースにピッタリ収まるような形状で、フレームと一緒に収納できる専用バッグも製作する予定です。


こちらが今回の型紙。形状自体には大きな変更は必要なさそうですね。




大野先生の工場には、ソフトトップやインテリアのトリムを製作する部屋がありました。





今回、大体の方向性が決まったので、次のステップとして本番と同じ素材で最初の試作品を製作していただくことにしました。どのような姿になるのか、今から凄く楽しみです。
コメント
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