投稿者:鈴木小太郎 投稿日:2017年 1月24日(火)20時52分53秒
>筆綾丸さん
>こんな奴でも一応はクリスチャンのようですね。
私もちょっと気になっていたのですが、クリスチャンポスト紙の去年2月27日付記事によれば、
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トランプ氏は今年、リバティ大学で、家族研究協議会(FRC)のトニー・パーキンス氏が聖書個所を提示した際、「コリントの信徒への手紙二(Second Epistle to the Corinthians)」を「Two Corinthians」と読んだ。パーキンス氏は、その失言の原因が「2 Corinthians 3:17(コリントの信徒への手紙二3章17節)」というメモを渡したことにあるとしてトランプ氏が自分を責めたことを受け入れたが、トランプ氏の過ちによって「彼があまり聖書に親しんでいないことが明らかになった」と語った。
【中略】
のちにトランプ氏は、好きな聖書個所は「ねたみに屈してはならない」だと答えたが、聖書にはこういった箇所はない。
トランプ氏は、自身は長老派の信者でマーブル協同教会の会員だと称しているが、マーブル協同教会は長老派の教会ではなく、トランプ氏が会員である記録もない。
【中略】
アイオワ州の党員集会の前、トランプ氏は福音派へのアプローチの一環として、アイオワ州の教会の礼拝に出席した。しかしその教会は、同性婚を支持する主流派のプロテスタント教会だった。アイオワ州のほかの教会の礼拝では、トランプ氏は献金皿と間違えて聖餐皿に金銭を置いた。
ということなので、トランプは純度100%の「なんちゃってクリスチャン」ですね。
ただ、私はこの記事を読んで非常に安心しました。
少なくともトランプは宗教的信念に基づく戦争は起こさない訳ですからね。
前にも少し書きましたが、ジョージ・W・ブッシュの自伝『決断のとき』はけっこう面白い本でした。
宗教的回心の場面も、なるほどなと思わせる叙述になっていて、たぶんブッシュは私人としては非常に良い人なんでしょうね。
ただ、ブッシュのような強い信念を持った真実のクリスチャンたる大統領が9・11に遭遇したというのも、今から振り返ってみれば歴史の皮肉の最たるもので、宗教的信念の正面衝突が戦争の無限の拡大を招いたように思います。
検索してみたら、池内恵氏もブッシュ自伝の書評で、
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宗教的な信念から、「誘惑」に打ち勝ち、「利己心」を退けることに自らの人生の(そしておそらくは政体としてのアメリカの)課題を見出すブッシュは、9・11事件という、まさに宗教的な信念によってアメリカに挑んでくる事象に直面した時の大統領として、ふさわしかったのだろうか。確かに、前例のない極限の状態で、さかしらな理屈は通用しなかったに違いない。頑固に単純な信念をもった大統領の下でこそ、アメリカは団結して立ち上がることができた、と言えよう。
しかしやはり、「ふさわしすぎた」という疑念が拭えない。信仰に信仰で真っ向から対峙してしまったところに、「対テロ戦争」を収集困難に拡大させた一つの原因が見出せるのではないだろうか。
と書かれていて、私も基本的に同感です。
※筆綾丸さんの下記投稿へのレスです。
We are protected by God 2017/01/23(月) 20:18:34
小太郎さん
昔、映画の『レベッカ』は観たことがありますが、ほとんど覚えていません。
http://eyesky.jp/
TOHOシネマズシャンテで観た『アイ・イン・ザ・スカイ』は優れた映画でした。来週の『スノーデン』も観ようかと思います。
私の好きな『HOMELAND』のシーズン6が始まりましたが、残念ながら、日本ではまだ見られません。アメリカに知人でもいれば録画を送ってほしいものですが、このドラマのテーマは Allāh と God の対決で、シーズン5までは、血みどろの互角の戦いになっています。
http://diamond.jp/articles/-/115155
トランプの就任演説にも、数回、神が出てきますが、こんな奴でも一応はクリスチャンのようですね。これからさき、こいつのツラを見続けなければならぬのかと思うと、ウンザリします。
----------------
There should be no fear - we are protected, and we will always be protected.
We will be protected by the great men and women of our military and law enforcement and, most importantly, we are protected by God.
----------------
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784040821207
橋本崇載氏の『棋士の一分』を立ち読みしましたが、米長邦雄をかなり批判していて面白いですね。
小太郎さん
昔、映画の『レベッカ』は観たことがありますが、ほとんど覚えていません。
http://eyesky.jp/
TOHOシネマズシャンテで観た『アイ・イン・ザ・スカイ』は優れた映画でした。来週の『スノーデン』も観ようかと思います。
私の好きな『HOMELAND』のシーズン6が始まりましたが、残念ながら、日本ではまだ見られません。アメリカに知人でもいれば録画を送ってほしいものですが、このドラマのテーマは Allāh と God の対決で、シーズン5までは、血みどろの互角の戦いになっています。
http://diamond.jp/articles/-/115155
トランプの就任演説にも、数回、神が出てきますが、こんな奴でも一応はクリスチャンのようですね。これからさき、こいつのツラを見続けなければならぬのかと思うと、ウンザリします。
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There should be no fear - we are protected, and we will always be protected.
We will be protected by the great men and women of our military and law enforcement and, most importantly, we are protected by God.
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https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784040821207
橋本崇載氏の『棋士の一分』を立ち読みしましたが、米長邦雄をかなり批判していて面白いですね。
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