これってやはり化石? 私のライフスタイル!

ひともすなるブログなるものを、われもしてみむとてするなり

12月に着た着物の覚え書き ‥‥ 12月最後に着た着物

2016-02-10 | 12月 着物
年が明けて 1月もさっと過ぎて 早2月も中旬になろうとしていますが、やっとカメラのSDカードの整理を始めました

で、12月最後に着た着物の画像が残っていました

20日過ぎに 鹿児島へ帰省するときに着た着物と帯

ずいぶん前にヤフオクでゲットした名古屋帯で、練習で締めてもうまく収まらず出番のなかった帯を ふと思い出して締めました

練習といっても 締めてみるとどんな感じになるのかなぁと その程度のことが知りたくて数回締めてみるだけなのですが、当時は名古屋帯でお太鼓をするのが苦手でした

名古屋帯なら角だし風ばかり 袋帯が一番簡単に締められて お太鼓結びなどほとんどやったこともないころに出会った帯です

ところが、この帯、角だし風に結ぶと柄がきちんと出ない、お太鼓に結ぶと 腹に柄がこない

それで 諦めてうっちゃっておいた帯です

朝6時半ぐらいに ホットカーラーで巻いてカールをつけた髪を軽くまとめて、着物を着始めるのは7時過ぎになります

コートを着るから 柄のことは考えないで締めようとはなから決め込んで、締めました

後の柄はきちんと合わせられたのに、やはり腹の部分は正面どころか 脇にありました ( 唐辛子が織り出された意匠 )

でも もう気にせずに コートを羽織って家を出ました



そして1週間後の戻るとき

ふと 帯の巻き方を反対にしてみたら! と 思いつきました

そうすると、ぴったりと腹の部分の柄が体正面に出たのです

ここでやっと 関東巻き? 関西巻き? の どっちかに織り上げてあるとわかったのです

ポイント柄は 洒落帯に多く 柄だしが難しいのですが、きちんと決まったときは最高に気持ちいいものです

残念ながら 戻るときの画像はなし

ペパーミントグリーンの地色の帯なので 春先によさそうな色合いです

もう少し暖かくなったら 大島紬と合わせて締めてみたいと思っています


私は帯は 時計回り 半時計回り どちらでも締めていたのに 最近は反時計回りばっかりで、逆に締めてみると柄がきちんと出るということをすっかり忘れていました

以後 柄出しに困ったときは とりあえず反対に巻いてみることにしなければと 思った日でした
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字の稽古 … 知らないことだらけ

2016-02-09 | 
硬筆と毛筆を月に二回 我が師匠に送る そういう流れでスタートした 字の練習

届いた見本で書いていたが、ボールペンを使っていた

もしかして  硬筆って 鉛筆のこと?
よくわからないまま、鉛筆を取り出して やり直し

毛筆は 水かきで三日ほど筆ならしをしてから、こちらも気がついた

水かきと墨書きでは、筆を分けなきゃいけないじゃない!

丸善に買いにいったが 見つけられず
店員に聞くのが億劫で 別の用事で 蒲田のユザワヤへ

なんと書道関係の物が揃っていた

沢山ありすぎて 選びようがなく、
店員に質問したのだが、私の質問が要領を得てないようで お互いにチンプンカンプン

墨汁を選んでもらい、墨も選んでもらおうとしたら、今の墨汁は、硯に出して直ぐに書けるのだという
しかも墨汁をさらに墨ですると、成分が変わってよくないんだとか

半世紀前の経験は役立たず

墨をすりながら、心を落ち着かせるなんて 今はしなくていいらしい

紙を選ぶ段階で、お稽古用と提出用とほしいと言えば、こちらも分けないという

紙質が変われば、字も変わってきますので … ということだそうだ

大筆の使いはじめの筆の下ろし方だけを教えてもらい、店を後にした

やっと墨で練習を始められた

筆が変わったので、やはり感覚がかなり違う

添削してもらうのに5枚ほどを選んで、小筆で名前を書いて 本日の稽古終了

使った筆をどうするの?

そこまで店員にさんに教えてもらわなかったんだわ

慌てて師匠にメールで質問

加えて、やはり対面でいろはのいを教えてもらいたい!と

金曜日に時間を作ってもらえた

うふふ 楽しみ😘


フェルトの下敷きに糸で中心線を入れてみた
この糸印を目安に紙を二分割して字を書く
ぐっとバランスが良くなった
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大島紬の仕立て ‥‥ 寸法の取り方を変えてみて

2016-02-06 | 着物
久々に新反で袷の着物を仕立てました

積もるとき(裁断前)は ドキドキ


和裁を始めた十二年前、和裁を教えてほしいと請うた教室の先生の一言は

「材料はありますか?」 でした

私は その問いをどういう風に勘違いしたのか、

「はい、本なら数冊持っています。」と、とんでもなく外れて答えたのを覚えています

そしてさらに、「仕立てる反物は持っていますか?」 と、さらに問われて やっと質問の意味がわかったのでした

またその前に 「和裁を習いたいんだけど」とトトに言ったときに、「渡している生活費の中でまかなえれば いいんじゃない」とも言われていました

いつかは仕立てたいと購入していた反物や 母が未仕立てのまま残していった反物が数点あったので、どちらの心配も私の中では問題なかったのですが、それは後々とても大事なこととわかり、折をみては縫う材料というか、着たい反物を探したり、リサイクルで仕立て上がりを見つけて 洗い張りにしたりしてきました

今回 仕立てた大島は 和裁を始めて数年たったころ、ネットの呉服屋で見つけたものです

証紙付きの紬なら ネットでも割と安心して買えると思ってのことです

また、呉服屋で購入より幾分安いのが 一番の魅力でした

紬は湯通しが必要ですが、それはお手入れをお願いしている呉服屋さんで、胴裏や八掛けも ネットショップで

もちろん 呉服屋さんで胴裏や八掛けも購入したことは何回かあるのですが、高かったり 質がいまいちだったり

ネットショップ ありがたや


ネットで安くで手に入れたといっても五ケタでは収まらなかったものです

裁断前には いろいろ考え込んでしまいました

寸法は いつもとほぼ一緒なのですが、今回は後ろ幅の取り方を変えてみました

昨年11月にアップした記事にいただいたコメントを参考にしてみました

まずは身ごろ4枚を重ねて 繰越しを移動させてから 肩から2尺下がった位置で後ろ幅を決める場合と 1尺5寸下がった位置で決める場合を 糸と物差しで比べてみました



3分ほど身幅が狭くなることがわかります



これは 前幅を決めるとき 抱き幅も狭くなるわけで、肩幅と身幅の差の傾斜は少し極端に出てしまいますが、体の薄い私はこの新しい寸法の取り方で仕立ててみることにしました

今までよりは5寸も後ろ幅の通しが長くなるのは 仕立ても幾分楽のはずです

前幅も揚げから8寸下がった位置から下まで同じ幅にしてみました


実際縫い始めると 素縫いはサクサクとはかどったのですが、衽丈の寸法で2分の狂いが生じていました

表と裏を合わせて 吊るしてみてわかったときの衝撃

袷の仕立てでは 2分の狂いは大変なこと 

しかも どこで寸法を間違えたのか よくわからない

この狂いを直すのに 二日も要してしまい、完成したのは 1月半ばになってしまいました

今年は 袷を少し多めに縫って 勘を取り戻さなきゃ ‥‥ そんなことを思った一枚になりました


そして 出来上がって吊るしてみると 若干今までの仕立てより肩幅(8寸8分)と後ろ身幅(7寸8分)の差1寸の斜め具合が気になりますが、まだきちんと着てないのでなんとも言えません

袖を通すのが楽しみです



大島紬は 経糸横糸で柄を出していきますが、一元(ひともと)絣とカタス式の絣とあります

一元絣がやはり大好きなのに 最近のものはカタス式ばかり 

少々モダンな柄ほど カタス式で、このよろけ柄もそうです

よく見ると Tの字が見えます















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綺麗な字が書きたい ‥‥ 2月はお稽古始め

2016-02-04 | 
昨年暮れに 書家の友人Iと一年ぶりぐらいに会った


会う前に メールで 「あなたに字を習いたいわ ♡ 」と 一行入れていたのであるが 弟子は取らぬ主義なので 諦めていた


ところが、なんと 通信なら字のおけいこの指導をしてくれると言ってくれた


私は 学生時代寮生活をしていたが、母から届く手紙は楽しみのひとつだった

母も父も字の綺麗な人だったし、筆を持つことも億劫がらずに 封筒の表書きは墨だったこともよくあった

見栄っ張り?の私は 母に巻紙で手紙を書いてほしいと頼み、そんな願いを聞いてくれる母だった

今から40年ほど前のことである

そのころは 今と違って時間の流れも優雅だった

そんな話をIにしたら、せっかくだから硬筆も毛筆もおやりなさい! と 言うではないか

そしてプーさんに奉書紙で手紙を書いてあげなさい! と


昨日 登録が終わったとお稽古の一式が届いた

私のお稽古始めは いつも2月になる

12年前の2月は 和裁の稽古を始めた

4年前の2月は 茶道の稽古を始めた 学生時代少々やっていた程度からの再スタートである

そして今年は 字の稽古を始めることになった

こちらも50年以上のブランクを経ての再スタートである


お稽古一式に添えられた手紙の中に 老後の趣味として お茶と書と花を楽しんでくださるように! の一文があった

これからの生き方の質を高める手伝いをしてくれる友人の気持ちが伝わってくる

有難い友である


気負わずに練習を続けたいので 先日のテレビ 家族に乾杯でちらっと出てきた水で書いて練習する紙も購入することにした

硬筆の稽古はすぐに出来るが 毛筆は 毎回墨をすったり 環境を整えたりとなると ハードルが高くなる

そのハードルを低くするのが 水で書いて 筆使いを覚える紙らしい


新しいことを始めるのは なんとも気持ちのいいものである

呉竹 水書き書道 水でお習字・半紙 K37-10
クリエーター情報なし
呉竹
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