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金沢21世紀美術館

今日の東京は 冷たい雨の降る一日でした。
先日訪れた金沢も、どんよりとした曇り空から雪がちらついたり、雷鳴とともにヒョウが降ってきたりの不安定な空模様。 冬の間、毎日こんな天気が続く日本海側は、冬場に鬱の患者が増えるというのが分かります。

さて下の平面図は 先日近江町市場のランチの後に訪ねた「金沢21世紀美術館
『まちに開かれた公園のような美術館』がコンセプトの、外周 113m、外周部の軒高5m弱の今流行りの自動掃除機を思わせる円盤型の建物です。


青い網掛けは有料スペースですが、外側は誰でも立ち寄れる無料のスペース

外周部にはガラスが用いられ、トップライトや光庭など 明るさと開放感にあふれた建物



設計のSANAA(サナア、Sejima and Nishizawa and Associates)は、妹島和世(せじまかずよ)と西沢立衛(にしざわりゅうえ)という二人。

開放的なロビーにさりげなく置かれたオブジェや、、、


外光をうまく取り入れた図書室に、


こちらは、キッズスタジオ

隣には託児室もあり、美術館や周辺の散策ものんびりできそう♪

モダンな椅子が並ぶ講堂は ミニシアターにもなるようです。



建物の中心部に穿たれた「穴」は 「タレルの部屋」。

部屋の壁に沿う石造りのベンチに座って空を見上げ、開口部から見上げる空の色が絶えず移り行くさまを眺めることで、知覚に働き掛ける…のだそうです。
訪れた日は生憎の小雨模様でしたが、晴れた日の日没時には夕陽で壁面が照らされ、空の色が際立って変化するように感じられる…とありました。


こちらの「スイミング・プール」は レアンドロ・エルリッヒの作品


揺れる水面を通して 地下室の人とコンタクトできます。


開催されていた企画展は「JAPAN・ARCHITECTS 1945–2010」

戦後日本において大きな役割を果たしてきた日本の建築家たちによる150を超えるプロジェクトを考察し、戦後日本建築史を紹介する展覧会
1945年から2010年までの65年間を6つのセクションに分け、それぞれをカラー・コードで読み解く企画です。

こちらは 第1セクション:黒  「絶えざる破壊と再生、陰翳あるいは闇」と題された展示で、、、

こちらの企画は、最初のこの部屋のみが撮影可

他のコーナーでは「犬のための建築展」

隈 研吾をはじめ12人の建築家が「犬」を起点に建築、あるいは世界を捉え直す 犬好きにはたまらない試み。



兼六園を借景に、ゆったりとしたスペースの21世紀美術館です






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