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「キネマの神様」


少し前の新聞の書評を読んで図書館にリクエストした「風神雷神」をきっかけに、京都を舞台に画壇と美術商の裏を描いた「異邦人(いりびと)」に続いて「キネマの神様」と原田マハさんの小説を読んでます。
「風神雷神」は、俵屋宗達が天正遣欧少年使節の一行とともにバチカンに赴き、ダヴィンチにミケランジェロの作品や帰国間際にミラノでカラヴァッジョにまみえる…など、一見荒唐無稽な話ですが、時代を考えると有り得なくもない微妙な設定になっているところが元キュレーターらしくていいですね

「キネマの神様」は、映画好きには必読の書 たまたま私が予約した数日後、松竹100周年の記念映画として山田洋次監督がメガホンをとることがニュースで流れましたが、この本の最初の『暗闇の中にエンドロールが流れている…観るたびに思う。映画は旅なのだと。幕開けとともに一瞬にして観るものを別世界に連れ出してしまう…そしてエンドロールは旅の終着駅…最後の一文が消え去ったとき、旅の余韻を損なわないように、劇場内の明かりはできるだけやわらかく、さりげなく点るのがいい。』なんて思える映画になるといいですね
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穏やかに晴れた2月のスタート

穏やかに晴れた2月のスタート。昨日は映画を観たり、友人の見舞いに行ったりで、週一の体育館をサボっちゃったので、午前中に光が丘公園までウォーキング

途中、川越街道の白子川に架かる橋の欄干は'64年のオリンピックの時に整備されたのでしょうか、五輪の意匠

暖冬傾向と言われていますが、さすがに梅には早かったけど、水仙や山茶花に冬木立、、、










気持ちよく散歩して来ました
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寺田寅彦の成増

今朝の「朝日新聞 be/歴史のダイヤグラム(原 武史)」

写真は開業時の面影を残す1964年当時の成増駅

1921年、寺田寅彦は成増で写生をしようと「北豊島郡赤塚村」の成増に来たそうです。
「帰りに汽車の窓から見た景色は行きとは見違えるほど美しかった…線路に沿うたとある森影から青い洋服を着て、ミレーの種まく男の着ているような帽子をかぶった若者が、一匹の飴色の子牛を追うて出て来た…」と寺田寅彦は書いているそうですが、今の池袋~成増間からは想像できませんね
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