平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

今週、妻が浮気します

2007年01月17日 | ホームドラマ
 すごく難しい作品である。
 コメディなのかシリアスなのか?
 スタッフはその両方を目指した新しいジャンルの作品を意図している様だが、それが受け入れられるまで視聴者はついて来るか?
 第1話では違和感だけが残った。

 そして妻・陶子(石田 ゆり子)の浮気。
 恐らく陶子の浮気は現実なのだろう。
 もし、「イイ女になるためにエステ通いし、メールの男にはイイ女になるためにアドバイスをもらっていた」みたいなオチだったら、視聴者はこんなオチのために12話つき合わされたのかと思ってしまう。
 さてどんな展開になるか?
 吉田智子さん脚本、フジテレビ・共同テレビの製作作品だけにこのまま終わるとは思えない。
 あっと言わせてくれることを期待して次回も見るつもり。

 第1話は、堂々ハジメ(ユースケ・サンタマリア)のひとりで自己完結してしまっている部分が引っかかって、主人公に感情移入できなかった。
 妻の浮気疑惑。
 どういうことなのか聞けば済む話なのにそれをしない。
 結婚式のビデオを見たりして感傷に浸り、ひとりで悩みドツボにはまっている。
 偶然が多いのも気になる。
 接待の後、街で偶然に出会う。(陶子は送別会ということで背中の開いたドレスに丁寧な化粧)
 天体望遠鏡で見ると、男に送られてくる陶子の姿。
 いずれも偶然だ。
 妻の浮気に疑念を持つきっかけも携帯電話の取り違え。
 偶然の連続はドラマを興ざめさせる。
 また、今回のトラブルもハジメの自己完結だ。
 国際的な音楽家の独占インタビューの交渉を行うハジメ。
 しかし妻の浮気のことが気になって遅刻、おまけにマネージャーと喧嘩。
 結果、同じ出版社の人気雑誌「BUONO」にも迷惑をかけてしまう。
 ハジメは雨の中、土下座してトラブルは解決するが、このトラブルのそもそもの原因はハジメ。
 自分で問題を起こして自分で解決して。
 主人公がトラブルメーカーになる作品は他にもあるが、その解決に脇役がほとんど絡んでこないのが気になる。
 ユースケ・サンタマリアさんのキャラがなければ見ていてつらい主人公だったろう。
 気になること、引っかかることの多い第1話だった。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする