平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

大飯原発再稼働反対!~本日(8日)も抗議集会が行われます!

2012年06月08日 | 原子力発電・反対
 毎週金曜日は<原発問題>について書きます。
 日本のエネルギー問題で原子力が必要か否かは、大いに議論すればいい。

 早急の問題なのは、政府が<大飯原発>を再稼働しようとしていること。

 先週も述べたとおり、大飯原発の安全対策は十分でない。
 防波堤のかさ上げも出来ていないし、<免震重要棟>も<フィルター付きベント>も出来ていない。
 原子力安全・保安院が安全対策としてあげている30項目のうち、達成されているのは15項目だ。
 原子力安全院会の斑目委員長も「(2次のストレステストが行われていない)現在のままでは不十分だ」と言っている。
 あの斑目委員長がである。

 福島の原発事故の原因も明らかにされていない。
 一般には想定外の<津波>に拠る事故とされているが、果たして本当か?
 <津波>ではなく、<地震>で内部が破損し、事故が起こったという説を唱える人もいる。
 もしそうなら、現在、日本にあるすべての原発の耐震設計を見直さなければならない。
 大飯原発の再稼働など、もってのほかだ。

 このような状態なのに、なぜ野田首相は早急に大飯原発を再稼働しようとするのか?
 電力不足になるから? 経済が悪くなるから?
 でも、それも本当か?
 電力不足のことで言えば、関西電力と関西広域連合の話し合いの中で、他の電力会社からの融通などで15%の電力不足が5%の不足まで縮まったではないか?
 あと5%、知恵を絞ればよかったのに、あの5%はどこに行った?
 要は、原発を稼働しないで、この夏を乗り切ったら<原発不要論>が高まるからである。
 5000億もかけて作った原子力発電所が、ただの鉄くずの不良債権になってしまい、廃炉にもお金がかかるからである。

 そして、政府が原発再稼働をさせたい本音は、電力が足りないからではなく、<経済が悪くなるから>。
 火力発電は原子力発電と比べて割高。
 だが、それは本当か?
 もし事故が起きれば、その賠償などが加わり、原子力発電はかなり高価なものになる。
 安全対策を徹底的にやって、新技術が出来ればどんどん導入しているスイスでは、結果として原発は高コストのものになっているようだ。
 つまり日本の原発は安全対策に十分な費用をかけていないから、安価だということ。

 というわけで、日本の原発がすべて停まっている現在こそ『日本のエネルギーはどうあるべきか』を考える時。
 なのに野田首相は、そうした議論もないまま、大飯原発を再稼働しようとしている。
 大飯が動けば、それが既成事実になって、日本中の原発50基が次々と動き出すだろう。
 だから大飯を動かしてはならない。
 まして、先にも述べたとおり、大飯原発の安全対策は、不十分なのである。
 安全が不十分なのに動かそうとするなんて、『頭がおかしい』としか言えない。
 また、野田首相は再稼働について「自分が全責任を負う」と言っているが、事故が起きた場合、どうやって責任を取るつもりなのか?
 現に福島の事故では誰も責任を取っていない。

 というわけで、本日(8日)も18時~20時に首相官邸前で行われる<原発再稼働抗議集会>に参加します。
 先週の参加者は2700人。
 首相官邸前は地下鉄・国会議事堂前 3番・4番出口。
 抗議の声をあげたい方は、ぜひ!


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