平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

お義父さんと呼ばせて 第2話~大道寺保は心も体もハダカになれる! ワインを飲んでぶっちゃけトーク!

2016年01月27日 | ホームドラマ
 大道寺保(遠藤憲一)はハダカになれる男なんですね。
 お盆を使った、ハダカ踊り!
 ワインの力を借りた、ぶっちゃけ本音トーク!
 体だけでなく、心もハダカになれる。

 オトナになると、なかなか本音は言えないもの。
 気を遣い、空気を読み、自分を守るために鎧をまとい、言葉を選ぶ。
 真理乃(新川優愛)や葉理男(中村隼人)とダーツバーで話をした時の保もそうだった。
 しかし、ワインが入った時は言いたい放題!
 真理乃に対しては、たいしたモデルでもないくせに、いい女ぶるな!
 葉理男には、仕事なんて地道で泥臭いものだ、カッコつけるな!
 家族を味方につけて、美蘭(蓮佛美沙子)と結婚したい51歳の保としてはマイナスでしたが、本音のぶっちゃけトークは真理乃たちの心をえぐって、何かを残したようです。

 人間、時には、ハダカになって本音をぶつけ合うことも大事なんですね。
 ダメな所も、カッコ悪い所も見せ合って、信頼関係を築く。
 特にこれから家族になろうとする相手なら尚更。
 逆に本音を語り合わない花澤紀一郎(渡部篤郎)一家は偽りの家族なのかもしれない。

 保が美蘭を好きになった理由は素敵でしたね。
 それは、<行きつけのラーメン屋で、ぎょうざを食べた時の美蘭の笑顔がよかったから>。
 おそらく、今までひとりでぎょうざを食べていた保にとって、美蘭の笑顔は世界を変えるものだったのだろう。
 よくある町のラーメン屋が、光輝く夢の世界に変わった。

 全然、お洒落じゃないラーメン屋のぎょうざを受け入れた美蘭も素敵だ。
 彼女は店の見てくれを気にせず、ぎょうざのおいしさを評価した。
 それに<お洒落じゃないラーメン屋>というのは、大道寺保そのもの。

 美蘭は本当に保のことが好きなんですね。
 悪酔いした保のために土下座をして家族に謝りましたし、ゲロを吐く保を「しょうがないなぁ」と言って介抱しましたし、迷惑をかけられることをまったく苦痛と考えていない。
 むしろ喜びに感じている。

 この作品、なかなかいい感じの恋愛&家族ドラマになって来ました。
 ダメな所も、カッコ悪い所も見せ合って築かれる信頼関係。
 さて、この先、どうなるのでしょう?

コメント
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