平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

卑怯なり、安倍自民党!~TPP、年金、甘利大臣、あらゆることを隠蔽し、逃げる、その姑息!

2016年04月08日 | 事件・出来事
 安倍自民党の隠蔽体質が相変わらずだ。
 ともかく国民に知らせたくない情報は隠す。

 まずは年金。
 今年の1月から株は5000円近く値下がりしている。
 ということは、株で運用しているわれわれの年金は目減りしているということだ。
 ある証券会社の試算では5兆円とか。
 もちろん、それまでの運用益があるから完全にマイナスになっていないと思うが、政府は、この1~3月の四半期分の損失を発表しようとしない。
 通常なら5月に発表できるのに、7月末に1年分をまとめて出すという。
 なぜなのか?
 もちろん参議院選挙があるからだ。
 <年金資金5兆円損失!>などと報道されたら、政権にとって大打撃になる。
 1年分をまとめて出せば、損失額も少なくなるのでダメージが少ない。
 まあ、戦術としてはわかるが、小さいね~、姑息だね~、安倍ちゃんは。

 そもそも年金資金は、われわれ国民の預けているお金なのである。
 その運用実績を報告するのは当然のことではないか?
 僕は年金型の保険に入っていますが、3ヶ月に一回運用報告書が来ますよ。
 完全にバカにしている。
 首相は年金資金を自分のお金と勘違いしているのではないか?

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 次にTPP。
 野党に交渉過程を示した文書の公開を求められて、出てきた資料が完全な黒塗り。

 

 すごいなぁ、今後の国民の生活を大きく左右するTPPの文書だよ。
 もちろんTPPの内容を示した条文は公開されているし(ただし経産省は日本語訳をつくっていない)、加盟国の間で交渉過程を示した文書は公開しないという原則があるようだけど、完全な黒塗りはないだろう。
 これでは突っ込んだ議論ができないし、何らかの密約があるかもしれない。
 もしかしたら交渉にあたった甘利元大臣はアメリカの言いなりで、譲歩しなくてもいいことまで譲歩したのかもしれない。

 そもそも国会議員は国民の代表であり、国会は国権の最高機関なのである。
 その国会に行政府が完全な黒塗りの文書を出すなんて国民をバカにしている。
 情報開示は民主主義の基本だし、正しい情報が伝えられなければ、国民は正しい判断ができない。
 非公開の原則があるとしても、公開可能な範囲で出すべきだ。
 現在は、ともかく官邸(=行政府)が強すぎる。
 本当に首相のやりたい放題だ。

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 最後は〝口利き〟甘利大臣。
 後で詳細を説明すると言っておきながら、2ヶ月以上も経つのに何の説明もない。
 理由は、睡眠障害だそうだが、昨日の国会で、とんでもないことが発覚した。
 睡眠障害と診断したのは、何と専門外の<循環器科の医師>だったのである。
 本来なら、専門の精神科医の診断やセカンドオピニオンを仰ぐべきなのに。
 それに精神科の医師は「睡眠障害は薬を飲めば日常生活を送れる病気」と言っている。
 なのに甘利大臣は出てこない。
 高い国会議員の歳費(給料)をもらっておきながら、ずっと国会を休んでいる。
 これでは、<給料ドロボー><疑惑追及から逃げている>と言われても仕方がありませんよ、甘利さん!
 これがあなたの矜恃なのか?

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 というわけで、都合の悪いことは隠して、あらゆることから逃げまわっている安倍自民党。
 そんなに選挙が大事なのかね?
 そんなに憲法改正がしたいのか?
 安倍さん、要は〝憲法改正を成し遂げた首相〟として名前を残したいだけだろう。
 大丈夫、あなたは〝民主主義の破壊者〟として立派に名前を残すから。

コメント
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