平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

豊洲新市場で手抜き工事~建物の床下で4.5メートルの盛り土がなされていなかった!

2016年09月11日 | 事件・出来事
 豊洲新市場で不正工事、手抜き工事が発覚。
 土壌汚染対策で実施されるはずだった、建物の下での盛り土が行われていなかったのだ。
 当初の工事では、汚染土の上に4.5メートルの盛り土をして、その上にコンクリートを被せる予定だったのだが、実際におこなわれたのは厚さ35〜45センチのコンクリートを被せただけ。4.5メートルの盛り土はなし。
 ちなみに土壌汚染対策費として858億円が計上されているが、これはどこに行ったのか?

 これについて東京都は、「土壌汚染対策法で有害物質が入らないようにするには厚さ10センチ以上のコンクリート製の床を用いればよく、安全性や耐震性に問題はないと判断した」と説明しているらしいが、本当に大丈夫なのかね?
 自分に都合のいいデータを持ってきて言っているだけではないのか?

 おそらく都は、「858億円を35~45センチのコンクリートを敷くために使いました」って説明するんだろうな。
 だが、工事の内容を無断で変更した事実は変わらない。
 都は、誰が変更の判断をして決定したのかを説明せよ。
 利権の匂いがプンプンする。
 ………………………………

 新国立競技場問題。
 トータルの建設費が3兆円に膨らむと言われているオリンピックの関連施設問題。
 そして、今回の豊洲新市場問題。
 これ、絶対に政治家とゼネコンが癒着しているだろう?
 政治家が誰で、政党はどこか、は敢えて言わないけどさ。
 この国の借金は1000兆円以上あるんだよ。
 こんなことしてたら絶対に破綻する。
 いつまで同じことを繰り返してるんだ?
 まあ、これを許して、相変わらず自民党に投票している国民も国民だけど。

 今回の件を発表したのは小池都知事。
 小池さん、この件やオリンピック利権に切り込んで、政治家とゼネコンの癒着にたどりつけたら評価しますよ。


※参照サイト
 <豊洲盛り土>都、独断で工法変更…知事、再延期検討示唆(毎日新聞)

※追記
 なお、豊洲新市場の工事をおこなったのは、鹿島建設、清水建設、大成建設の大手ゼネコン3社がそれぞれ筆頭企業になっている各建設共同企業体(JV)
 落札率が99.87%だったこともあり、日本共産党は<談合の可能性>を指摘している。
 
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする