平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

相棒17 「刑事一人」 ~タイムリーなエピソード 「外国人の命軽い」「警察、捜査しない。聞く耳もたない」

2018年12月13日 | 推理・サスペンスドラマ
 外国人労働者への暴行。
 タイムリーなエピソードでしたね。

 サルウィン人のマリアは訴える。
「外国人の命軽い」
「警察、捜査しない。聞く耳持たない」

 襲う側の敷島純次(藤原季節)は言う。
「害虫は駆除する」
「外国人は空気読めない。帰れよ!」
 純次らを逮捕しようとする伊丹(川原和久)に対しては抵抗して、
「やってやるよ、非国民が!」

 純次の父親で衆議院議員の敷島純大(井上肇)は、息子の罪を揉み消すために所轄の警察署に圧力をかけ、右京(水谷豊)らに対しても、
「殺人がえん罪なら暴行罪もえん罪ではないのかね? 所轄にもう一度再捜査してもらう」

 今回のエピソードのようなことが現実でも起こりそうですね。
 外国人労働者を迎え入れる僕たちの中には、こうしたヘイト的な発想をする輩が少なからずいる。
 日本人は一般的にやさしいと言われるが、いったん下に見た者には徹底的に冷たい。
 逆に上にはヘイコラする。

 ヘイト行動をする人間の動機が掘り下げられている所が面白い。
・純次は〝父親にほめられたいから〟
・純大は〝党の多数派に従ったから〟
・殺人をおこなった男は
〝派遣切りをされてムシャクシャしていたから〟〝クーポン券のことで笑われたと思ったから〟
 彼らのヘイト行動の根拠はこんな薄っぺらで衝動的なものだったのだ。

 伊丹がマリアのために戦った動機は何だったのだろう?
・刑事としての信念?
・マリアに一目惚れ?
・サルウィンで働いている特命係のOBへの思い?
 おそらく、この3つすべてだろう。
 マリアには結局フラれてしまったけど……。
 イタミンはあんな顔をしているけど、ロマンチストだからな。

 それと最近やたら亀山が注目されているけど、ちょっとでも出演してくれないかな?
 右京さんは牛丼に紅ショウガを山のように盛る人でした!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする