平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

岸田不況到来……日本という国がどんどん縮小していく

2022年10月19日 | 事件・出来事
 岸田内閣の経済対策は次のようなものだ。

・電気代、燃料代抑制のために電気関連事業者・エネルギー関連企業に補助金
・円安で利益を上げている企業に補助金
・旅行援助&外国人旅行客獲得のための水際緩和
・低所得所帯に5万円給付
・原発の再稼働、新規増設

 はあ……ため息が出る。

 電気関連事業者、エネルギー関連企業に補助金?
 これって、その企業が潤うだけじゃないの?
 電気代。ガス代はどれくらい下がるのかね?

 円安で利益を上げている企業に補助金?
 これ最悪!
 つまり円安で苦しんでいる企業は助けないということか? 潰れろということか?
 それでいて、同じく円安で苦しんでいる電力会社や燃料輸入業者は助けるんだよなあ……。

 旅行援助&外国人環境客のために水際緩和
 まあ、旅行に行けばプラスアルファでお金を落としていくからありだと思うが、
 これでどれくらいの経済効果があるのか?
 日本は「観光」で食べていく国を目指すのか?
 テレビでは「外国人観光客が殺到しています!」と大喜びしてるが、
 昔は日本人が海外で爆買いしてたんだぞ。

 低所得世代に5万円給付?
 まあ、いいと思うけど、
 奨学金返済で苦しんでいる学生さんなどには援助はないんだよなあ。
 他にも困っている人はたくさんいる。

 原発再稼働?
 これで電気代が安くなるのなら、核廃棄物を押しつけられる将来世代にお詫びをして、
 一時的な再稼働はありだと思うが、新規増設はいただけない。
 原発にこだわっているかぎり、日本の再生エネルギーの技術はどんどん遅れていくぞ。
 要は原子力ムラの意向を反映させているだけだろう?
 ………………………………………

 以上のことをまとめると、
 岸田内閣の経済対策は
 自民党を支持している経済団体の意向を反映させているだけ!
 電力会社、エネルギー輸入関連企業など、要は大企業・経団連。

 低所得世代に5万円給付は従来からやっていることで、
 要は新しいことをなかなかやらない官僚の発想。

 円安で儲かっている企業に援助は
 要は切り捨て。
 儲かる企業は成長させて、そうでない企業は潰すという新自由主義的発想。

 あのさ~、岸田さん、
 今やるべきは減税だろう?
 具体的には消費税減税。

 関連団体にお金をバラまいても、低所得者に5万円を給付しても焼け石に水。
 一時的な効果があっても持続しない。
 安倍政権時代から同じことを何度もやって来て効果がなかったじゃないか?

 消費税減税をすれば、減税分、国民の所得はUPすることになる。
 消費税ゼロなら10%の収入UPだ。

 円安もなあ。
 先日、日銀が為替介入したが、あっという間に元に戻った。
 それどころか一時は1ドル=149円に……!
 もはや円安は止らない?

 今やるべきは焼け石に水の対処療法ではない。
 消費税減税という抜本的な治療だ。
 そうしないと、この国はどんどん縮小していく。

コメント (4)
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