平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

再放送「ドラゴン桜」~入試では正解はひとつだが、人生では正解はいくつもある

2021年04月25日 | 学園・青春ドラマ
「ドラゴン桜」の再放送を見終わった。
 2055年の本放送も見ていて、
 誰かが不合格になることは覚えていたのだが、
 彼らが合格して、彼らが不合格だったのか。

 そんな生徒たちに桜木先生(阿部寛)が最後に語った言葉がこれ。

「入学試験の問題にはな、正解はひとつしかない。
 そのひとつにたどり着けなかったら不合格。
 これは厳しいもんだ。
 だがな、人生は違う。
 人生には正解はいくつもある。
 大学に進学するのも正解。
 行かないのも正解だ。
 スポーツに夢中になるのも
 音楽に夢中になるのも
 友達ととことん遊び尽すのも
 そして誰かのために敢えて遠まわりするのも
 これ、すべて正解だ。
 だからよ、
 お前ら生きることに臆病になるな。
 お前ら自分の可能性を否定するなよ。
 お前ら胸を張って堂々と生きろ」

 おおぉっ、生きることの全肯定だ!

 桜木先生の受験特訓を受けて
 生徒達は、自分は努力できる人間であること、
 努力すれば、何らかの結果を出せること、
 自分の力で人生の道を拓けることを知った。
 これらのことを知った彼らはこれからたくましく生きていくことができるだろう。

 いやあ、いい授業でした!
 このドラマ、2005年の制作だが、まったく古さを感じないなあ。

 そして本日、令和版「ドラゴン桜」が放送される!
 TBSの日曜劇場だし、
「半沢直樹」「下町ロケット」の福澤克雄さんが監督だし、
 前作以上のクオリティが期待できる。
 決して前作の焼き直しにはならないだろう。

 さて、令和版「ドラゴン桜」はどんなメッセージを贈ってくれるのか。


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2 コメント

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努力とは、目標とは? (2020-08-15 21:07:49)
2021-04-27 06:28:02
マンガは絵柄が受け付けなかったですし、ドラマもチラチラとしか見ていませんでした。

なので、またしても「見てもいないのにコメント」なのですが、ドラゴン桜は、作品よりも、取り巻く人たちが嫌いでした。

単なる「受験秀才礼賛」と考えて、大喜びする単細胞な「エリート勝ち組」の人たち、そういう「エリート勝ち組」の人たちをひがむ「ルサンチマン組」の人たち、受験だけがすべてじゃないと力説する教育評論家的な人たち。
どの人たちも、どうも違うような気がしていました。

阿部寛先生が最後に語った言葉は、今回初めて知りましたが、いいですね(原作マンガにあるかどうかは知りませんが)。
要は「他人から与えられる目標に向かって努力するんではなくて、努力の対象を自分の中に持てる人間になれ」ということなんでしょう。

ただ、この台詞このコンセプトを上回るものを出すのは、容易ではないでしょうね。
返信する
作品は── (コウジ)
2021-04-27 09:15:52
2020-08-15 21:07:49さん

いつもありがとうございます。

>阿部寛先生が最後に語った言葉は、今回初めて知りましたが、いいですね

作品って最後まで見ないとわからないんですよね。
なので僕は出来る限り最後まで見るようにしています。
どんな作品にも楽しくて学ぶべき所がある。

新作ドラゴン桜はいずれレビューを書きますが、東大受験にこだわらない、前作よりも新しい切り口で描こうとしているようです。
返信する

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