岩崎弥太郎(中村芝翫)の死。
最期の言葉は「日本に繁栄を!」
五代友厚(ディーン・フジオカ)の死。
最期の言葉は「商いで日本が変わる所を見たかった……!」
ふたりとも目指す所は同じだったんですね。
つまり「商業による日本の繁栄」
それは栄一(吉沢亮)も同じ。
栄一と弥太郎は争ったが、目的は同じで方法が違うだけだった。
弥太郎は「有能な経済人が経済を引っ張り、国を豊かにしていく」
栄一は「皆で助け合い、弱い所は補い合って、民や国を豊かにしていく」
いずれにしても弥太郎や栄一のような、道を切り拓いていく「機関車」は必要だな。
五代の死で栄一は自分が大極を見ず、近視眼的であったことに気づいた様子。
五代は10年後、20年後、50年後の日本の姿を思い描いていた。
一方、栄一は目の前のことに一生懸命。
「攘夷」「一橋家」「徳川」「明治政府」「民間」
この経歴を見ても栄一が「目の前のことしか見ていなかったこと」は明らかだろう。
まあ、10年後、20年後が見える人など、なかなかいないだろうが、
目の前の利益を捨てて、未来に生きる人たちのために種を植えておく、草を枯らさないでおくことは大切だろう。
現代で言えば、原発とかどうするのかね?
未来の人にとって迷惑でしかない。
……………………
千代(橋本愛)を失った栄一は自分を見失っていた。
千代は栄一の心の支えだったんですね。
あまり自己主張をしなかったが、言うべき時はしっかり言った。
迷う栄一に「間違っていない」と自信をつけ、背中を押してくれた。
しかし、千代がいなくなって栄一は迷走。
そんな時に後妻として現れたのが伊藤兼子(大島優子)だった。
栄一の心に自分がいないことに気づくと、「女の矜恃」を語り、離縁を申し出る。
そんな兼子に栄一は離縁を認めず、
「これからも俺を叱ってくれ」
「いつでも捨ててやる。ヘッポコ野郎と言ってくれ」
自分を叱ってくれる存在。
兼子は千代になったのだ。
………………………………
政治史については言葉不足かな?
北海道払い下げ問題などを深く掘り下げないと、
大隈重信(大倉孝二)の失脚や民権運動の高まりは理解できない。
今作はここをあっさり描いている。
後のエピソードに関係ないのなら、この描写でいいのだろうが、
何か影響しそうなんだよね。
最期の言葉は「日本に繁栄を!」
五代友厚(ディーン・フジオカ)の死。
最期の言葉は「商いで日本が変わる所を見たかった……!」
ふたりとも目指す所は同じだったんですね。
つまり「商業による日本の繁栄」
それは栄一(吉沢亮)も同じ。
栄一と弥太郎は争ったが、目的は同じで方法が違うだけだった。
弥太郎は「有能な経済人が経済を引っ張り、国を豊かにしていく」
栄一は「皆で助け合い、弱い所は補い合って、民や国を豊かにしていく」
いずれにしても弥太郎や栄一のような、道を切り拓いていく「機関車」は必要だな。
五代の死で栄一は自分が大極を見ず、近視眼的であったことに気づいた様子。
五代は10年後、20年後、50年後の日本の姿を思い描いていた。
一方、栄一は目の前のことに一生懸命。
「攘夷」「一橋家」「徳川」「明治政府」「民間」
この経歴を見ても栄一が「目の前のことしか見ていなかったこと」は明らかだろう。
まあ、10年後、20年後が見える人など、なかなかいないだろうが、
目の前の利益を捨てて、未来に生きる人たちのために種を植えておく、草を枯らさないでおくことは大切だろう。
現代で言えば、原発とかどうするのかね?
未来の人にとって迷惑でしかない。
……………………
千代(橋本愛)を失った栄一は自分を見失っていた。
千代は栄一の心の支えだったんですね。
あまり自己主張をしなかったが、言うべき時はしっかり言った。
迷う栄一に「間違っていない」と自信をつけ、背中を押してくれた。
しかし、千代がいなくなって栄一は迷走。
そんな時に後妻として現れたのが伊藤兼子(大島優子)だった。
栄一の心に自分がいないことに気づくと、「女の矜恃」を語り、離縁を申し出る。
そんな兼子に栄一は離縁を認めず、
「これからも俺を叱ってくれ」
「いつでも捨ててやる。ヘッポコ野郎と言ってくれ」
自分を叱ってくれる存在。
兼子は千代になったのだ。
………………………………
政治史については言葉不足かな?
北海道払い下げ問題などを深く掘り下げないと、
大隈重信(大倉孝二)の失脚や民権運動の高まりは理解できない。
今作はここをあっさり描いている。
後のエピソードに関係ないのなら、この描写でいいのだろうが、
何か影響しそうなんだよね。
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