平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

おかえりモネ 第6週~田中さんの人生の苦み、失われた青春への憧れ

2021年06月25日 | その他ドラマ
 結局、田中さん(塚本晋也)の奥さんは来なかった。
 かなわなかった願望。
 虚しく終わった期待。
 新しく発注した大きな机と椅子はムダになってしまった……。

 これが「人生の苦み」なんですよね。
 わかるよ~。
 年を重ねると、わかってくる心情。

 でも机と椅子は本当にムダになってしまったのだろうか?
 奥さんの代わりにやって来た人たちがいた。
 百音(清原果耶)の父・耕治 (内野聖陽)と母・亜哉子( 鈴木京香)だ。

 田中さんは気づいたはずだ。
 奥さんや娘は離れていってしまったが、
 その代わりに訪ねて来てくれる耕治や亜哉子がいる。
 ぽっかりと空いた心の穴を埋めてくれる存在がいる。
 それだけで俺の人生十分じゃないか。
 机と椅子をつくった意味があるのではないか。
 それに、この「人生の苦み」こそ、田中さんが好きだったジャズの世界だ。

 人生には、悲しみもあれば、喜びもある。
 年をとると、悲しみの方が多くなって、喜びはささやかなものになるが、
 そのささやかな喜びを噛みしめていこう。

 ラストは、百音と菅波先生( 坂口健太郎)の写真。
 ふたりの人生は始まったばかりだ。
 耕治 と亜哉子のような情熱的な恋愛が始めることを暗示して次週へ。
 でも、百音と菅波先生の場合は情熱的になりそうもないな。笑

 田中さんはどんな思いで百音と菅波先生の写真を撮ったのだろう?
 若き日の耕治 と亜哉子を重ね合わせていたのか?
 自分の青春時代を思い出していたのか?
 あるいは、もはや取り戻せない青春への憧れ。
 喜びと悲しみが入り交じった複雑な感情だなあ。


※追記
 耕治 のジャズは真っ直ぐで明るかったのか。
 亜哉子はそれが好きだった。

「人生の苦み」を表現する音楽もいいけど、「まっすぐで明るい音楽」も好きだな♪


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東京オリンピック、大丈夫か... | トップ | ドラゴン桜・最終回を予想す... »

コメントを投稿

その他ドラマ」カテゴリの最新記事