平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

パリ五輪の開会式~攻めてるな~。マリー・アントワネットの生首やドラァグ・クイーンのお姉さまたち!

2024年07月27日 | スポーツ
 パリ五輪の開会式の映像を少し見た。
 攻めてるな~。

 
 自分の首をもったマリー・アントワネット。
 そのバックでメタルロックが鳴り響く。
 なんだ、この発想!

 
 ドラァグ・クイーンのお姉さま?たち。
 ドラァグ・クイーンの映画は何本か見たが、彼女らの主張は「わたしを見なさい!」らしい。
 世間の冷たい視線に対する反抗。
 奇抜な姿で、退屈な世間の視線をはね返して圧倒する。
 おまえら、それでいいのか? もっと自由になれよ! と挑発する。

 この開会式、日本の保守層の一部からは「最悪の開会式」と評されているようだ。
 つまり、それほど尖っているってこと。
 ドラァグ・クイーンのお姉さまたちを見て「やっぱ多様性はありえない」というコメントも見た。
 ったく、どんだけヤワなんだよ!
 もっと貪欲にいろんなものを喰らい尽くせ。
 強靭な胃袋を持て。

 これらと比べると、東京オリンピックの開会式はショボかったよね。
 尖ってもいなかったし、おしゃれでもなかった。
 コンプライアンスに縛られ、中抜きされた結果だろう。

 その他、パリ・オリンピックの開会式では『レ・ミゼラブル』の再現もあった。

 
 テーマは「リベルテ(自由)」
 僕は『レ・ミゼラブル』が好きなので胸アツです!

 映画『レ・ミゼラブル』の「民衆の歌」の動画を貼っておきます。

 映画『レ・ミゼラブル』の「民衆の歌」(YouTube)


コメント (6)    この記事についてブログを書く
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6 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
リアルタイムでは見なかったのですが (2020-08-15 21:49)
2024-07-28 17:59:05
リアルタイムでは見なかったです。あんな夜中に起きていられるだけの根性がなかったので(笑)。

ただ、あの生首はよかったと思いました。
わたしは、何かと血なまぐさくて物騒なフランス国歌の歌詞を、自分たち自身が皮肉る意味も入っていると感じました。
それだけの余裕と冷静でシニカルな視点がある、ということなんでしょうね。

コメントしたかもしれませんが、2020の開会式って、J民党の有力支持者である「日本の田舎の大地主や大店の旦那衆」が、ギリギリ許容出来る範囲でつくられた「前衛」のような気がします。安心して見ていられる前衛、そういう感じです。

まあ、そういった感想です。
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敢えて言うなら (コウジ)
2024-07-29 08:54:41
2020-08-15 21:49さん

>物騒なフランス国歌の歌詞を、自分たち自身が皮肉る
『ラ・マルセイエーズ』をフランス人は誇りに思っているような気が……。
僕も全編を見ていませんが、『デモーニッシュ(悪魔主義的)』がテーマになっている感じがします。

>「日本の田舎の大地主や大店の旦那衆」
敢えて言うなら、小池百合子や森喜朗の意向でしょうか。
確か「江戸火消し」の演目は小池百合子が無理矢理ねじ込んだと報道されていましたね。
返信する
勝手な解釈かもしれませんが (2020-08-15 21:49)
2024-07-30 00:56:28
>>物騒なフランス国歌の歌詞を、自分たち自身が皮肉る
>『ラ・マルセイエーズ』をフランス人は誇りに思っているような気が……。

庶民レベルでのフランス人は「フランス国歌」や「フランス史」に誇りを持っているでしょうけど、ある程度のインテリになると違うかもしれないと思ってます(エビデンスはありませんけど)。
日本でのフランス社会の一般的なイメージって「芸術的な民主国家」ですが、実際には中央集権で官僚主義的ですし、国家の威信のためには与党も野党もなく核武装も原発も肯定して異論は認めない国ですし、公教育の中央集権も相当なもので、学校教育は戦前日本の「国定教科書並み」という話です。
そのせいか、日本の霞ヶ関官僚は「フランス大好き」な人が多いようです。与党も野党もなく官僚の思うとおりに統率の取れた中央集権社会は、彼らの憧れなんでしょうね。

まあ、そういう「フランス主義」をあまりよく思っていない人も密かにいて、そういう自分らの社会をパロっているのではないか、というのがわたしの解釈です。
もっとも、わたしもチョロっとしか見ていないんですけどね、というより、そもそもテレビでもネットでもあまり流してくれない(笑)。
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フランスの懐の深さ (コウジ)
2024-07-30 08:56:37
2020-08-15 21:49さん

作品の解釈は人それぞれ自由でいいと思いますので、2020さんの解釈もありだと思います。

全体的な評価としては、アンチクリスト。
ドラァグクイーンのシーンは「最後の晩餐」を茶化したもので、結果キリスト教団体から抗議が来て、フランスのオリンピック組織委員会は謝罪したようですね。

政治については先日、マクロンの左派とルペンの後継の極右が壮絶な選挙戦を繰り広げたような……。

バカロレアはナポレオン時代から続いている試験制度なんですよね。
こういう制度を残している所がフランスの懐の深さ。
前衛もあれば伝統もある。
一方、エリート養成校の国立行政学院(ENA)は先日マクロンが廃止・統合しましたね
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貴族的な感じ (2020-08-15 21:49)
2024-08-02 06:24:02
>一方、エリート養成校の国立行政学院(ENA)は先日マクロンが廃止・統合しましたね

初めて知りました、ビックリです。日本のマスコミではあまり報じられなかったと思いますが、わたしがアンテナを張れていなかっただけかもしれません(苦笑)。
個人的な偏見かもしれませんが、フランスというのは、インテリ的で貴族的な属性がないと、政治経済の指導者的な地位に就けない社会と思っています。
以前コメントした社会学者のブルデューですが、やはりそういったことを感じたからこそ、「文化資本」という概念を考え出したのではないかと思います。
このENA廃止(改革?)がどうなるのか、ちょっと興味があります。Wikipediaによると、抗議運動も起きているという話ですが。

そう考えてみると、日本のエリートは、それほど貴族的な匂いがしません。
学歴エリートも「貴族的」とは違いますし、世襲政治家も、彼らの間に代々受け継がれた「世襲政治の文化」を持ってはいるようですが、そこにも貴族的な香りはあまりなさそうです。
また、一部の私立大学では、その大学の学生や卒業生であることがかなりのプライドで、親子代々その大学に行くような文化があったりもするようですが、それも「塾員の文化」というような感じで、貴族的な感じともちょっと違うような感じがあります。
つまり、日本では貴族的な文化というものが、ありそうなのになさそうな感じで、こういった感じも、マジメに調べれば社会学の研究対象になりそうな気もしますが、カネになりそうもないし、研究しようなんて人もいないでしょうね。

と、気がつくとオリンピックからずいぶん離れていますね、すみません。返答はしなくてかまいません。
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華族制度廃止 (コウジ)
2024-08-02 09:40:33
2020-08-15 21:49さん

貴族のいないアメリカGHQに拠って、華族制度が廃止されたことが大きいんでしょうね。
戦前の憲法下では「貴族院」がありましたし。

太宰治の「斜陽」で描かれたように華族が経済的に没落したのも貴族的なものが失われた大きな原因。
今の朝ドラ「虎に翼」でも終戦後の旧華族の女性の生き様が描かれています。
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