サッチモ、ベリー、ジョー、そしてジャズ♪
戦後の「るい編」になって、作品が一気にお洒落になった「カムカムエヴリバディ」。
トーンは古き良きアメリカ映画なんですよね。
その集大成が本日(1/14)の第52回の洋服屋のシーン!
いっしょに東京に行くことを断る、るい(深津絵里)に錠一郎(オダギリジョー)は尋ねる。
「何であかんの? 何で僕じゃあかんの?」
「わたし、東京なんかに行きたくないんです」
「何で?」
「遠いから」
「もうすぐ夢の超特急(新幹線)ができるやんか?」
「(クリーニング屋の)おじさんとおばさんと離れたくない」
「僕とは離れてもいいの?」
「クリーニング屋の仕事をやめたくない」
「僕のシャツを洗ってほしい」
「いやや、ケチャップのついたシャツを毎日洗うなんて」
「もうホットドッグ食べるのやめるよ」
「ウソばっかり」
「ウソばっかりはサッチモちゃんやん?」
おーーっ! これって『ジャズセッション』ですね。
ひとつひとつの台詞が短くて、気持ちをどんどん積み上げていく。
しかもテンポ良く! 抜群のリズム感で!
錠一郎の投げかけた言葉にるいはどう答えるか?
るいの答えに錠一郎はどう返すか?
錠一郎とるいは『セッション』している。
「いやや、ケチャップのついたシャツを毎日洗うなんて」
「もうホットドッグ食べるのやめるよ」
なんていう台詞の跳ね方は完全にジャズのアドリブ演奏!
お洒落だな♪
ワクワクする♪
…………………………………………
試着室のカーテンと鏡の使い方は古き良きアメリカ映画!
まずはカーテン。
るい(深津絵里)はステージ衣装を試着している錠一郎(オダギリジョー)にカーテン越しに話す。
「楽しかったです、大槻さんと出会って。ジャズと出会って。
きっと優勝できますよ……(略)
そしてわたしは自慢するんです。
わたしは大槻錠一郎の生の演奏を聴いたことがあるんだって。
大槻錠一郎のシャツを洗ったことがあるんだって」
るいは面と向かって自分の気持ちを話せない。
だからカーテン越し。
そして試着室の鏡。
るいは錠一郎に誠実であろうとして、鏡越しに自分の額の傷を見せる。
これを見て錠一郎はすべてを理解する。
上手い鏡の使い方ですね。
額に傷のある、るいを見て、錠一郎は「何だ、そんなことに悩んでいたのか」と思ったことだろう。
そして、額の傷を含めて、るいを受け入れ、抱きしめる。
ふたりはキスしようとするが、鏡にはふたりの様子を見ている洋服屋の店主が映っていて、
錠一郎は試着室のカーテンを閉める。
お洒落~♪
BGMは「サニーサイド・ストリート」
先程も書きましたが、これ、古き良きアメリカ映画なんですよね。
昔のアメリカ映画には、こういうロマンチックなシーンがいっぱいあった。
朝ドラにこういう感性を持って来るとは、脚本の藤本有紀さん、お見事です!
戦後の「るい編」になって、作品が一気にお洒落になった「カムカムエヴリバディ」。
トーンは古き良きアメリカ映画なんですよね。
その集大成が本日(1/14)の第52回の洋服屋のシーン!
いっしょに東京に行くことを断る、るい(深津絵里)に錠一郎(オダギリジョー)は尋ねる。
「何であかんの? 何で僕じゃあかんの?」
「わたし、東京なんかに行きたくないんです」
「何で?」
「遠いから」
「もうすぐ夢の超特急(新幹線)ができるやんか?」
「(クリーニング屋の)おじさんとおばさんと離れたくない」
「僕とは離れてもいいの?」
「クリーニング屋の仕事をやめたくない」
「僕のシャツを洗ってほしい」
「いやや、ケチャップのついたシャツを毎日洗うなんて」
「もうホットドッグ食べるのやめるよ」
「ウソばっかり」
「ウソばっかりはサッチモちゃんやん?」
おーーっ! これって『ジャズセッション』ですね。
ひとつひとつの台詞が短くて、気持ちをどんどん積み上げていく。
しかもテンポ良く! 抜群のリズム感で!
錠一郎の投げかけた言葉にるいはどう答えるか?
るいの答えに錠一郎はどう返すか?
錠一郎とるいは『セッション』している。
「いやや、ケチャップのついたシャツを毎日洗うなんて」
「もうホットドッグ食べるのやめるよ」
なんていう台詞の跳ね方は完全にジャズのアドリブ演奏!
お洒落だな♪
ワクワクする♪
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試着室のカーテンと鏡の使い方は古き良きアメリカ映画!
まずはカーテン。
るい(深津絵里)はステージ衣装を試着している錠一郎(オダギリジョー)にカーテン越しに話す。
「楽しかったです、大槻さんと出会って。ジャズと出会って。
きっと優勝できますよ……(略)
そしてわたしは自慢するんです。
わたしは大槻錠一郎の生の演奏を聴いたことがあるんだって。
大槻錠一郎のシャツを洗ったことがあるんだって」
るいは面と向かって自分の気持ちを話せない。
だからカーテン越し。
そして試着室の鏡。
るいは錠一郎に誠実であろうとして、鏡越しに自分の額の傷を見せる。
これを見て錠一郎はすべてを理解する。
上手い鏡の使い方ですね。
額に傷のある、るいを見て、錠一郎は「何だ、そんなことに悩んでいたのか」と思ったことだろう。
そして、額の傷を含めて、るいを受け入れ、抱きしめる。
ふたりはキスしようとするが、鏡にはふたりの様子を見ている洋服屋の店主が映っていて、
錠一郎は試着室のカーテンを閉める。
お洒落~♪
BGMは「サニーサイド・ストリート」
先程も書きましたが、これ、古き良きアメリカ映画なんですよね。
昔のアメリカ映画には、こういうロマンチックなシーンがいっぱいあった。
朝ドラにこういう感性を持って来るとは、脚本の藤本有紀さん、お見事です!
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