X(ツイッター)のタイムラインに流れて来たのだが、実に懐かしかった。
さて、この人物は誰でしょう?
『あしたのジョー』に登場するボクサー、カーロス・リベラだ。
異名は「南米の黒豹」「無冠の帝王」。
この陽気な南米の男は矢吹ジョーと歴史に残るケンカ試合をおこなった。
だが、今は見る影もない。
パンチを浴びすぎて重度のパンチドランカーになってしまったのだ。
「ファイト、ファイトネ! フフ、タノシイネ……」
「ヘイ、ジョ~、ヤブ~キ。ユアベリィベリィストロングボクサ~」
廃人になってしまったカーロスはジョーにジャブを放つ。
しかし、遅くて弱々しい。
これを見てジョーはつぶやく。
「何てこった……。あの稲妻みてぇだったジャブがこんなになっちまって……。
こんな、こんなみる影もねぇほどにボロボロによ……」
カーロスがいると聞いてやって来た白木葉子にジョーはこんな反応。
かつてのライバルで、友情で結ばれていたカーロスの無惨な姿を葉子に見せたくなかったのだ。
・力石徹
・カーロス・リベラ
ジョーはふたりが葉子のおもちゃにされたと考えている。
カーロスがパンチドランカーになったのは当初『ジョーとの試合が原因』と言われていた。
だが、違っていた。
原因は世界チャンピオン ホセ・メンドーサーの『コーク・スクリューパンチ』に拠るものだった。
頭蓋を砕き、相手を廃人にする恐るべきパンチ。
これでホセ・メンドーサーの怖ろしさが伝わって来る。
折しもジョーには「パンチドランカー」の兆候が現れ始めている。
手が震えてカーロスのシャツのボタンをはめられないのだ。
もしメンドーサーと闘えば、ジョーは「パンチドランカー」になってしまうかもしれない……!
この作劇はさすが梶原一騎!
いや、正確に言えば、高森朝雄。
メンドーサー戦で、ジョーは今まで闘って来たライバルたちの戦法を駆使して闘う。
最後はホセ・メンドーサーに「スクリューパンチ」をのめり込ませる!
このシーンは激アツ!
かつて梶原一騎の時代があった。
時代はすっかり変わってしまったが、一周まわって
今、『あしたのジョー』『巨人の星』『タイガーマスク』などをやったらウケる気がする。
ヘヴィで熱い時代よ、ふたたび!
さて、この人物は誰でしょう?
『あしたのジョー』に登場するボクサー、カーロス・リベラだ。
異名は「南米の黒豹」「無冠の帝王」。
この陽気な南米の男は矢吹ジョーと歴史に残るケンカ試合をおこなった。
だが、今は見る影もない。
パンチを浴びすぎて重度のパンチドランカーになってしまったのだ。
「ファイト、ファイトネ! フフ、タノシイネ……」
「ヘイ、ジョ~、ヤブ~キ。ユアベリィベリィストロングボクサ~」
廃人になってしまったカーロスはジョーにジャブを放つ。
しかし、遅くて弱々しい。
これを見てジョーはつぶやく。
「何てこった……。あの稲妻みてぇだったジャブがこんなになっちまって……。
こんな、こんなみる影もねぇほどにボロボロによ……」
カーロスがいると聞いてやって来た白木葉子にジョーはこんな反応。
かつてのライバルで、友情で結ばれていたカーロスの無惨な姿を葉子に見せたくなかったのだ。
・力石徹
・カーロス・リベラ
ジョーはふたりが葉子のおもちゃにされたと考えている。
カーロスがパンチドランカーになったのは当初『ジョーとの試合が原因』と言われていた。
だが、違っていた。
原因は世界チャンピオン ホセ・メンドーサーの『コーク・スクリューパンチ』に拠るものだった。
頭蓋を砕き、相手を廃人にする恐るべきパンチ。
これでホセ・メンドーサーの怖ろしさが伝わって来る。
折しもジョーには「パンチドランカー」の兆候が現れ始めている。
手が震えてカーロスのシャツのボタンをはめられないのだ。
もしメンドーサーと闘えば、ジョーは「パンチドランカー」になってしまうかもしれない……!
この作劇はさすが梶原一騎!
いや、正確に言えば、高森朝雄。
メンドーサー戦で、ジョーは今まで闘って来たライバルたちの戦法を駆使して闘う。
最後はホセ・メンドーサーに「スクリューパンチ」をのめり込ませる!
このシーンは激アツ!
かつて梶原一騎の時代があった。
時代はすっかり変わってしまったが、一周まわって
今、『あしたのジョー』『巨人の星』『タイガーマスク』などをやったらウケる気がする。
ヘヴィで熱い時代よ、ふたたび!
梶原一騎、手塚治虫、石ノ森章太郎など、彼らのオリジナリティが現在の作品群に繋がっているんですよね。
ロギーさんの好きな戦隊ものも石ノ森章太郎さんがいなければ存在しませんでした。
梶原一騎は──
『あしたのジョー』は今後もずっと生き続けるでしょうね。
『巨人の星』はもはやギャグになってしまいました。
星一徹などはコンプライアンス的に難しい……。
『タイガーマスク』は『キン肉マン』などに引き継がれていますが、敵の奇抜さ・バリエーションという点で後の少年ジャンプ作品群の原点のような気がします。
スラムダンク、みどりのマキバオー、テニプリ、ハイキューと主人公が挑戦者として抗う様は変わってないですよね。
特にスラムダンク何て湘北は山王に勝っても次の愛和学院戦でぼろ負けしましたが、これは全国の壁の分厚さを物語ってます。
梶原氏はこの世にいなくても、彼の漫画を見て影響を受けた読者は彼の意思という名の炎を受け継いでいくんでしょう。
梶原氏の意思を継いだ少年たちの作った作品に影響された少年もにも受け継がれて行きます。
おひさしぶりです。
『マキバオー』
読んでいないのですが、どんな絵柄かは知っています。
あの絵でジョーをオマージュした作品だったんですね。
ギャグで描いた『あしたのジョー』がどのようになっているのか気になります。
動画見ました。
おっしゃるとおり、『ジョー』と『スラムダンク』は相性がいいですね。
動画のラスト部分は実に熱い!
紹介していただき、ありがとうございます。
ブックマークしておきました。
コミック史的には1980年代に入って「梶原一騎」的なものが廃れますが、『スラムダンク』で井上雄彦流のアレンジがなされて復活した感じでしょうか。
その後、『テニプリ』『ハイキュー』といった作品に続きますが、これらの作品の源流は梶原一騎なんでしょうね。
あのつの丸先生最大のヒット作『みどりのマキバオー』は一見下品なギャグマンガに見えて、あしたのジョーをオマージュしてますからね。
「ライバルが過酷なトレーニング&減量により、アバラ骨が浮き出るほどの体になる」(力石 / カスケード)
「ライバルとの好勝負直後に、主人公に近しい人物が亡くなる(両者とも単行本8巻で死亡する)」(力石 / チュウ兵衛:敵味方の差はあれど、戦友として見れば同じ境遇である)
「それが原因で主人公は選手生命の危機に立たされるほどの極度のスランプに陥る」(矢吹 / マキバオー)
「スランプに陥った主人公が自らの進む道を探るため、どさ廻りの八百長に身を落とす」(矢吹 / マキバオー)
「主人公と好戦したライバルが世界一を決める試合 / レースで大敗し、その後現役を続けられる状態ではなくなる」(カーロス・リベラ / カスケード)
「その後主人公はその試合 / レースの勝者を最大の目標と定め、作品最終盤に対戦して持てる力の全てを出し切るも破れる」(ホセ・メンドーサ / エルサレム)
「不慮の事象による生命の危機を生き抜き、それを強さの拠り所にしている冷徹なライバルが現れる」(金竜飛 / エルサレム)
「しかしそれは勝負の世界と全く関係のないことで、信念のために自ら地獄を体験した者もいる」(力石 / カスケード)
「晴れの大舞台において、自らの仲間が得意としている戦法を次々と繰り出す」(矢吹 / マキバオー)
マキバオーはサラブレットの頂点に立つことは無く挑戦者の道を歩み続けるのが良い例です。
続編で競走馬たちのコーチをやってました。
最後にスラムダンクの主題歌を加えたあしたのジョーのmadをどうです。
マジで相性が凄く良いですよ。
https://www.youtube.com/watch?v=Hs0d34tOsyQ