「壁の巨人はこの島の外にあるすべての地表を踏み鳴らす。
そこにある命をすべて踏み鳴らすまで」
ついにエレン(CV梶裕貴)が始祖の巨人の力を手に入れて「地鳴らし」が始まった。
ウォール・マリア、ローゼ、シーナの壁が崩れ去り出現する壁の巨人の群れ。
それを見つめるミカサ(CV石川由依)、アルミン(井上麻里奈)たち、104期生。
フロック(CV小野賢章)は狼狽し、マーレのレベリオ収容区のエルディアの民は呆然としている。
ヒストリア(CV三上枝織)も複雑な表情。
エレンが選んだ道は──
父グリシャ(CV土田大)が企てた「エルディアの復権」でもなければ、
兄ジーク(CV子安武人)が構想した「安楽死計画」でもなかった。
どちらかと言えば、父グリシャに近いものだが、それよりも過激で徹底していて、エレンが望んだのは外の民の完全な駆逐。
このエレンの考えに始祖ユミル(CV三島千幸)は共鳴したようだ。
今までユミルはフリッツ王の奴隷で、その意に従っていた。
道の世界で、土を捏ね巨人(壁の巨人?)を作っていた。
そんなユミルにエレンは迫る。
「2000年前から待っていたんだろう? 俺がこの世を壊してやる。
お前は奴隷でも神でも奴隷でもない。ただの人だ。お前が選べ」
ユミルは世界を壊す道を選んだ。
ジークに従わず、「不戦の契り」も破棄して、始祖の力をエレンに与えた。
理由はユミルの中で2000年間燃えたぎっていた憎しみ。
この世は、そして人間はあまりに愚かで残酷だからだ。
フリッツ王は3人の娘マリア・ローゼ・シーナに母ユミルの体を喰わせた。
※憎しみの始祖ユミル。奴隷の呪縛から解き放たれ、目に瞳が
巨人による人間の駆逐を父グリシャは迷った。
パラディ島で幸せな家庭を持ってしまったからだ。
そんな父親にエレンは迫る。
「お前が始めた物語だろう? 決着をつけろ!」
兄ジークも父親の自分への懺悔を聞いて迷い始めた。消えていく父への憎しみ。
それに、もともとジークは「安楽死計画」で、比較的穏やかな歴史の決着を試みようとした男だ。
そんな父や兄とは違って、エレンは破壊の道を突き進む。
………………………………………
圧巻の展開でしたね。
ユミルの物語は壮絶で、グリシャの物語は憐れで哀しかった。
始祖の力を得る資格は、王家の血ではなく、ユミルとの共鳴だった。
というよりユミルが自分を縛っていた王家の血を否定した。
エレンは戴冠式でヒストリアの手にキスをした瞬間、未来が見えたらしい。
彼はどこまで未来が見えているのだろう?
エレンが見た未来の風景はどんなものだったのだろう?
第1話のサブタイトルは「二千年後の君へ」
第80話のサブタイトルは「二千年前の君から」
アニメ80話を経て、ついに第1話のタイトルの伏線が繋がった。
壮大な構想の物語である。
あまりに圧巻で言葉が出ない。
さて、エレンが選んだ道の先にあるものは?
そこにある命をすべて踏み鳴らすまで」
ついにエレン(CV梶裕貴)が始祖の巨人の力を手に入れて「地鳴らし」が始まった。
ウォール・マリア、ローゼ、シーナの壁が崩れ去り出現する壁の巨人の群れ。
それを見つめるミカサ(CV石川由依)、アルミン(井上麻里奈)たち、104期生。
フロック(CV小野賢章)は狼狽し、マーレのレベリオ収容区のエルディアの民は呆然としている。
ヒストリア(CV三上枝織)も複雑な表情。
エレンが選んだ道は──
父グリシャ(CV土田大)が企てた「エルディアの復権」でもなければ、
兄ジーク(CV子安武人)が構想した「安楽死計画」でもなかった。
どちらかと言えば、父グリシャに近いものだが、それよりも過激で徹底していて、エレンが望んだのは外の民の完全な駆逐。
このエレンの考えに始祖ユミル(CV三島千幸)は共鳴したようだ。
今までユミルはフリッツ王の奴隷で、その意に従っていた。
道の世界で、土を捏ね巨人(壁の巨人?)を作っていた。
そんなユミルにエレンは迫る。
「2000年前から待っていたんだろう? 俺がこの世を壊してやる。
お前は奴隷でも神でも奴隷でもない。ただの人だ。お前が選べ」
ユミルは世界を壊す道を選んだ。
ジークに従わず、「不戦の契り」も破棄して、始祖の力をエレンに与えた。
理由はユミルの中で2000年間燃えたぎっていた憎しみ。
この世は、そして人間はあまりに愚かで残酷だからだ。
フリッツ王は3人の娘マリア・ローゼ・シーナに母ユミルの体を喰わせた。
※憎しみの始祖ユミル。奴隷の呪縛から解き放たれ、目に瞳が
巨人による人間の駆逐を父グリシャは迷った。
パラディ島で幸せな家庭を持ってしまったからだ。
そんな父親にエレンは迫る。
「お前が始めた物語だろう? 決着をつけろ!」
兄ジークも父親の自分への懺悔を聞いて迷い始めた。消えていく父への憎しみ。
それに、もともとジークは「安楽死計画」で、比較的穏やかな歴史の決着を試みようとした男だ。
そんな父や兄とは違って、エレンは破壊の道を突き進む。
………………………………………
圧巻の展開でしたね。
ユミルの物語は壮絶で、グリシャの物語は憐れで哀しかった。
始祖の力を得る資格は、王家の血ではなく、ユミルとの共鳴だった。
というよりユミルが自分を縛っていた王家の血を否定した。
エレンは戴冠式でヒストリアの手にキスをした瞬間、未来が見えたらしい。
彼はどこまで未来が見えているのだろう?
エレンが見た未来の風景はどんなものだったのだろう?
第1話のサブタイトルは「二千年後の君へ」
第80話のサブタイトルは「二千年前の君から」
アニメ80話を経て、ついに第1話のタイトルの伏線が繋がった。
壮大な構想の物語である。
あまりに圧巻で言葉が出ない。
さて、エレンが選んだ道の先にあるものは?
>エレンは戴冠式でヒストリアの手にキスをした瞬間、未来が見えたらしい。
「進撃の巨人」固有の能力が、部分的に未来を見ることができ、また、今回エレンが父グリシャにしたように、ある形で過去にも干渉することができることにあったことは、すでに御覧頂いた通りですね。
調査兵団が海に到達するまでのパラディ島を舞台とする物語の前半部と、マーレ編以降の後半部とでは、あたかも「鏡像」もしくは「表と裏」のような対称関係になるように構想されているように思います。
そのことが最も顕著に表れているのがエレンの人物像の変化です。
前半部のエレンは、ひたすら「熱い」だけの典型的な少年漫画の主人公。
これに対して、後半部のエレンは別人のようになり、すべてを悟りきったような、時に冷徹な顔を見せています。
他のパラディ島の仲間たちと共に「義勇兵」たちからもたらされた外部世界についての知識や、マーレで兄ジークから教わった知識だけではなく、ヒストリアへのキスで覚醒してしまった「進撃の巨人」の時間を超える能力によって、彼は自分の運命の大枠を知ってしまったためです。
これはこれで、本人にとっては苛酷なことでしょうね。
>壮大な構想の物語である。あまりに圧巻で言葉が出ない。
諫山氏は、伏線をきっちりと回収してゆくことでも有名です。
「壮大な構想」の中で今後展開される「伏線回収」の妙技もお楽しみください。
いつもありがとうございます。
>彼は自分の運命の大枠を知ってしまったためです。
>これはこれで、本人にとっては苛酷なことでしょうね。
確かに過酷ですよね。
もはや無邪気ではいられなくなった。
そして、ここで考えてしまうのは、エレンは何よりも束縛を嫌い、自由を求める人物。
自分の運命に縛られるのを嫌い、反抗するかもしれませんね。
これからはエレンの心の物語が語られそうです。
ジークにクサヴァさんがいたように、エレンにはミカサやアルミンがいますし。
>「伏線回収」の妙技もお楽しみください。
まだ伏線の回収があるんですね。
OPを見ると、アニが復活しそうですし、地鳴らしに対してヒストリアも動くでしょうし、楽しみです。