「朝まで生テレビ」in 沖縄、「日本の安全保障とアジアの平和」を見た。
この番組も25周年だそうだが、田原総一朗さんも老いましたね。
せっかく沖縄に来て、基地問題で苦しんでいる人がいるのに話を聞こうとしない。
パネリストは持論を主張するばかりだし、司会であるべき田原さんも結局は自分の考えの押しつけ。
田原さんが司会者であるのなら、まずスタジオに来ている沖縄の方の意見を吸い上げ、それをパネリストにぶつけるべきだ。
スタジオに来ている沖縄の方はテレビで意見を述べることなどあまりやったことがない方々なのだから、田原さんがフォローして代弁すべきなのだ。
なのにせっかく意見を述べようとしている沖縄の方に「黙れ!」と恫喝したり、スルーしてすぐに別の話題に移ったり。
たとえば、沖縄の方は<なぜ沖縄に海兵隊の基地があることが抑止力になるのか?>を知りたがっているのだ。
その裏にはこんな疑問がある。
・ミサイル戦争の時代なのになぜ局地戦を行う兵力が必要なのか?
・朝鮮半島で有事が会った時は、九州に基地があった方が有効ではないのか?
・そもそも沖縄に基地があるからミサイルで攻撃される。なければ攻撃されないのではないか?
・中国脅威論に怯える人がいるが、そんなことに怯えるよりも経済で密接な関係を築いて共存共栄する方が平和にとって有効なのではないか?
・中国脅威論と言うが、そもそも中国が侵略行為をしてくるのか?
20世紀の帝国主義の時代ならともかく現在は21世紀である。そんなことをしたら国際的な非難を浴びるのは必至。
東海大学の葉千栄教授は「中国の軍部の一部にそういった20世紀型の思考をする人間がいる」と発言したが、中国脅威論の本質とは、こんな所にあるのではないか?
つまり他国の侵略を考えているのは、中国でも一部の人間であり、21世紀の時代、現実には他国が他国を侵略するなんてことはあり得ない。仮にそうなったとしても国際世論が許さない。
こんな疑問に対し、田原総一朗氏を始め、右側のパネリストの方々は何も答えていない。
ただの妄想かもしれない自説を述べるのみ。
司会の田原氏は、なぜ上記の疑問をくみ取り、深め、代弁してパネリストにぶつけないのか?
現在は地方分権の時代である。
沖縄の人が<基地はいらない>と決めたのなら、政治家はその方向でアメリカを説得するなりして動けばいい。
国が自分たちの価値を押しつけて現地の人を苦しめるべきではない。
特に沖縄はその痛みを十分に味わってきたのだから。
われわれは20世紀型の思考を棄てるべきである。
そして、頭が硬くなってきた田原総一朗さん、朝ナマも25周年ということですし、そろそろ新しい思考の出来る方に司会の座を譲った方がいいのではないでしょうか?
※追記
かつては、この番組に大島渚さんや野坂昭如さんがいた。
大島さんは横暴で独断的な意見には「バカ野郎!」と激しく叱った。
野坂さんは「まあまあ、双方の意見を聞いてみようじゃないか」と中立的立場を貫いた。
彼らがいた時はバランスがとれていたのに。
この番組も25周年だそうだが、田原総一朗さんも老いましたね。
せっかく沖縄に来て、基地問題で苦しんでいる人がいるのに話を聞こうとしない。
パネリストは持論を主張するばかりだし、司会であるべき田原さんも結局は自分の考えの押しつけ。
田原さんが司会者であるのなら、まずスタジオに来ている沖縄の方の意見を吸い上げ、それをパネリストにぶつけるべきだ。
スタジオに来ている沖縄の方はテレビで意見を述べることなどあまりやったことがない方々なのだから、田原さんがフォローして代弁すべきなのだ。
なのにせっかく意見を述べようとしている沖縄の方に「黙れ!」と恫喝したり、スルーしてすぐに別の話題に移ったり。
たとえば、沖縄の方は<なぜ沖縄に海兵隊の基地があることが抑止力になるのか?>を知りたがっているのだ。
その裏にはこんな疑問がある。
・ミサイル戦争の時代なのになぜ局地戦を行う兵力が必要なのか?
・朝鮮半島で有事が会った時は、九州に基地があった方が有効ではないのか?
・そもそも沖縄に基地があるからミサイルで攻撃される。なければ攻撃されないのではないか?
・中国脅威論に怯える人がいるが、そんなことに怯えるよりも経済で密接な関係を築いて共存共栄する方が平和にとって有効なのではないか?
・中国脅威論と言うが、そもそも中国が侵略行為をしてくるのか?
20世紀の帝国主義の時代ならともかく現在は21世紀である。そんなことをしたら国際的な非難を浴びるのは必至。
東海大学の葉千栄教授は「中国の軍部の一部にそういった20世紀型の思考をする人間がいる」と発言したが、中国脅威論の本質とは、こんな所にあるのではないか?
つまり他国の侵略を考えているのは、中国でも一部の人間であり、21世紀の時代、現実には他国が他国を侵略するなんてことはあり得ない。仮にそうなったとしても国際世論が許さない。
こんな疑問に対し、田原総一朗氏を始め、右側のパネリストの方々は何も答えていない。
ただの妄想かもしれない自説を述べるのみ。
司会の田原氏は、なぜ上記の疑問をくみ取り、深め、代弁してパネリストにぶつけないのか?
現在は地方分権の時代である。
沖縄の人が<基地はいらない>と決めたのなら、政治家はその方向でアメリカを説得するなりして動けばいい。
国が自分たちの価値を押しつけて現地の人を苦しめるべきではない。
特に沖縄はその痛みを十分に味わってきたのだから。
われわれは20世紀型の思考を棄てるべきである。
そして、頭が硬くなってきた田原総一朗さん、朝ナマも25周年ということですし、そろそろ新しい思考の出来る方に司会の座を譲った方がいいのではないでしょうか?
※追記
かつては、この番組に大島渚さんや野坂昭如さんがいた。
大島さんは横暴で独断的な意見には「バカ野郎!」と激しく叱った。
野坂さんは「まあまあ、双方の意見を聞いてみようじゃないか」と中立的立場を貫いた。
彼らがいた時はバランスがとれていたのに。
最近の戦争・紛争(イラクやグルジア等)でも普通に局地戦が行われてます
というか、むしろ国家総力戦より局地戦の可能性の方が高まってます(尖閣諸島)
ミサイルだけで片付くんなら、米国は中東やアフガンに大規模な地上兵力を送りません
>朝鮮半島で有事が会った時は、九州に基地があった方が有効ではないのか?
沖縄に海兵隊が存在する一番の理由は台湾有事です
台湾有事になれば純粋に軍事的に沖縄が重要になります
海兵隊のヘリが空中給油無しで台湾まで到達できますので
>そもそも沖縄に基地があるからミサイルで攻撃される。なければ攻撃されないのではないか?
中国は、基地がなければ攻撃はしない(する必要が無い)かもしれませんが、まず100%近い確率で占領します
軍事的に重要な場所なので、他国に占領される前に占領します
>中国脅威論に怯える人がいるが、そんなことに怯えるよりも経済で密接な関係を築いて共存共栄する方が平和にとって有効なのではないか?
第一次大戦前の欧州でも、「もう欧州は経済的に繋がりが過去に無いくらい深くなったので、戦争は無いだろう」と言われていました
戦前の日本は米国との経済的繋がりは現在よりずっと深かった(米国に石油依存さえしていた)ですが、日本は米国に戦争をしかけました
グルジアはロシア無しには経済は成り立たないですが、ロシアに戦争を仕掛けました(グルジア紛争)
中国は台湾と経済で密接な関係を築こうという政策をしていますが、同時に台湾向けの短距離弾道ミサイルを1000発以上配備し、現在でも増やしています
>中国脅威論と言うが、そもそも中国が侵略行為をしてくるのか?
過去中国は「懲罰」という理由でベトナムに戦争を仕掛けたことがあります
侵略しないという保障はありません
そして中国は空母や外洋艦隊を急ピッチで建造しています
>現在は21世紀である。そんなことをしたら国際的な非難を浴びるのは必至。
尖閣諸島程度の軍事衝突など、世界から見れば大したニュースでもありません
また世界各国が中国と経済的に深い繋がりができてる現在、尖閣程度で中国に経済制裁する国など無いでしょう
>われわれは20世紀型の思考を棄てるべきである。
21世紀になった現在でも、世界で戦争が無くなったわけではありません
むしろ紛争は増えてます
ご意見ありがとうございます。
いただいた内容は、<中国脅威論>を唱える方が一般的に言われていることですよね。
確かにこうした一面はあるでしょう。
しかし最近、僕はどうも疑ってしまうのです。
その一因には、一連の原発に関するいわゆる権威と言われる人たちの言動です。
彼らの背後は、どうも<原発再稼働>という意図が見え隠れする。
なので、いただいた意見は頭の中に留めておきますし、同時に非中国脅威論を唱える人の言葉も妄信するのではなく、疑っていきたいと考えています。
僕のスタンスはすべてを疑うということです。
というわけで、もしよろしければ、疑いついでに次のことを教えて下さい。
>21世紀になった現在でも、世界で戦争が無くなったわけではありません
むしろ紛争は増えてます
確かに紛争はこれからも続くでしょうが、20世紀型の侵略戦争はないのでは?
アメリカのイラクなどに対する戦争がそうだと言えばそうなのかもしれませんが。
北朝鮮は20世紀型の思考を残しているので、要注意だとは思いますが。
しかし、一方で情報が瞬時に世界中を駆け回るインターネットの時代でもありますし、仮に尊略戦争が行われても国際世論が許さないと思いますし。
いずれにしても、こんなことを論じなければいけない時代って嫌な時代ですね。
沖縄の方も、朝ナマで見る限り、このことにイラだっているように感じます。
戦後60年以上経っているのに、戦争の危機を煽られて基地のある緊張状態にあるわけですから。
これがシビアな現実で、現実をしっかり見ろ、と言われれば、それまでですが。
代わりに領土問題での紛争の可能性はむしろ高まってます
>非中国脅威論を唱える人の言葉も妄信するのではなく、疑っていきたいと考えています。
現在、中国とフィリピンは南沙諸島で3週間にらみ合いを続けています
フィリピンは中国とは軍事力に差がありすぎるので、米国に泣き付いていますが、フィリピンは過去に基地反対運動で米軍基地を追い出した経緯があり、今回米国は南沙諸島問題では基本的に関与しないと言ってます
中国の海洋権益を獲得しようとする外交政策は日本のみならず東南アジア諸国にも摩擦を起こしているのが現実です
もうすでに中国は東アジア諸国にとって脅威になってます
私も言葉ではなく、具体的な事例を持って中国は脅威だと考えてます
「敵の意図ではなく、能力に備えよ」が安全保障の原則だからです
中国の軍事費の異常な伸び(公表されてるのは年7兆円、実質年約12兆円)、空母保有・海軍の大規模な増強などです
特に空母は中国大陸を守るだけなら必ずしも必要ない物です
米国のように本土から離れた場所での軍事行動をするためのものです(それと国威発揚)
>一方で情報が瞬時に世界中を駆け回るインターネットの時代でもありますし、仮に尊略戦争が行われても国際世論が許さないと思いますし。
シリアではアサド大統領による自国民虐殺がインターネットで世界を駆けめぐり、国際世論も非難していますが
アサド大統領の自国民虐殺を止めることはできていません
イスラエルは国連決議を無視し、国際世論も無視して入植地を拡大させてます
ましてや中国は常任理事国の1国であり、世界第2位の経済大国です
その中国を敵に回してまで日中の領土紛争で日本の味方をする国は決して多くないでしょう
>沖縄の方も、朝ナマで見る限り、このことにイラだっているように感じます。
朝生の放送も「妄信するのでは無く、疑っていきたい」姿勢を持った方がいいと思います
たかだか数十人の沖縄県民の意見が沖縄全ての意見ではありませんし、番組というのは製作者の意図の通りに放送されるものです
テレビ朝日の筆頭株主は朝日新聞社で、朝日新聞はどちらかというと反米親中と言われてる新聞です
>いずれにしても、こんなことを論じなければいけない時代って嫌な時代ですね。
戦争・紛争は何千年も前から行われていますから、今が特別嫌な時代という訳ではありません
ていねいにお答えいただきありがとうございます。
なるほど、これからの戦争というのは、一部の領土をめぐる紛争ということですね。
具体的なことで言えば、尖閣。
ここで次のようなことを書くと「愛国心がない」「公共心がない」と怒られそうですけど、私は<こういうことに巻き込まれたくない>んですよね。
たとえば石原都知事が「尖閣を買う」と勝手に主張されるのはいいんですが、結果紛争などが起こり、こっちにとばっちりが来るのだけはやめてほしい。
<戦うのなら戦いたい人だけでやってくれ>というのが基本スタンスです。
このスタンスは沖縄で反基地を唱えている人たちも同じだと思います。
何で国家どうしのエゴに自分たちが巻き込まれなくてはいけないんだという。
今回の「朝ナマ」の田原さんを始めとする右側の席の方は、この気持ちをまったく理解しようとしていない。
<国家>と<個人>、どちらを優先すべきかというと私は<個人>を優先します。
>戦争・紛争は何千年も前から行われていますから、今が特別嫌な時代という訳ではありません
とおっしゃいますが、私は<中国脅威論>や<基地問題>に頭を悩ませたりする生活を送りたくないんです。
現実逃避と言われればそれまでですが、私のような考えの人間が多数派であってくれると嬉しいですね。
中国の人もこれが多数派になってくれるといい。
あるいは、ナショナリズムの発散は、オリンピックやワールドカップでやってほしい。
まあ、このテーマに関する私の考えは以上のようなものです。
他国の脅威に対して、軍備増強すべきか否か、と聞かれれば、わからない、結論を出せないというのが本当の所です。
個人の小さな意見ですが、仮に軍備NOと主張して日本が攻められたら責任はとれませんからね。
ただ、国家が極度に個人に介入する空気になった時は意見を言います。
それと原発。
原発だけははっきりNOと言えます。
いつまでおれたちは被害者面してればいいんだ?
もううんざりなんだ。
コメントありがとうございます。
>もううんざりなんだ。
確かにおっしゃるとおりですね。
私も別の立場でうんざりなんです。
先のコメントでも書いたとおり、別に<基地問題>のことで頭を悩ませたくない。
沖縄の方が「自分たちはもはや被害者ではない」と言ってくれたら、どんなに気が楽なことか。
でも、一方で、今回の番組に参加された方々のように<基地問題で悩み、戦争中から続く被害者意識に苦しんでいる方>がいる。
私のような部外者が語ることは傲慢なのかもしれませんが、番組で発せられた言葉に対して感じたことを述べたい気持ちもある。
このテーマについては、ここで思考停止してしまうのですが、基地の悩みや被害者意識から解放される日が来るといいですね。
ご意見ありがとうございます。
以前もコメントで書きましたが、この問題については私、結論が出せないのです。
ただ、たとえば福島の原発事故。
あそこに原発がなければ、福島の方は現在のように苦しまなくて、よかったわけで、それは沖縄の方にも言えるのではないかと。
もし有事となれば基地のある沖縄は真っ先に攻撃されるわけで、原発と基地は同じということが言えるのでは?
つまりそれらがなければ被害は受けないということで。
それから、安全保障については
>冷徹に科学的に検討されるしかないと思います。
ということなので、ぜひ恣意的なものでなく、科学的に検証をしていただきたい。
科学的というのは、ある情報や発言を過大にとらえて結論を出していないか、などの厳しい検証。
けんさんのお立場なら、中国脅威論の反対の意見を空想的ととらえるのではなく、もう一度虚心な形での検証を。
私はね、比率の問題だと思うんですよ。
中国にも<領土拡大を考えている人>もいれば、<平和・国際協調を望んでいる人>もいる。
その比率が時代の空気によって、多くなったり少なくなったりする。
だから、私は<平和・国際協調を望んでいる人>が多くなるように働きかけていきたい。
<敵意>からは<敵意>しか生まれませんから。
そして、個人の感情を否定されましたが、うんざり、傲慢、イライラ、思考停止、悩みといった悩むことこそが大事なのです。
簡単に結論を出すのではなく、大いに悩んでいただきたい。
それからけんさんは沖縄の方ということですが、でしたら基地反対派の方とこういう議論をなさって下さい。
沖縄の方が議論の末、<基地了承>という結論を出されたのなら、何の問題もありません。
この問題について、国家や外部から押しつけるのが一番まずいと思っていますから。
議論して結論を出されることを待っています。