「アニメーションは設定が命」
というわけで設定・イメージボードを描きまくる浅草みどり(伊藤沙莉)。
お金にもならないことにエネルギーを注ぐことに疑問を持っている現実主義者の金森さやか(田村睦心)。
お嬢様でアニメ研究会に入ることを禁じられているが、キャラクターやメカを描いて動かすことが大好きな水崎ツバメ(松岡美里)。
こんな3人が集まれば、やることは決まっている。
アニメーションをつくることだ。
・浅草みどりは世界観設定・美術。
・金森さやかはプロデューサー。
・水崎ツバメはアニメーター。
浅草氏と水崎氏はスケッチブックに描いたお互いの絵を見せ合い、合わせて、ひとつの世界をつくっていく。
スケッチブックのメカにさまざまなギミックが加えられ、トンボの形になり、カタパルトが設置され、人力で押して、やがて飛ぶ。
追ってくる悪漢のメカが登場し、銃撃してくるが、ビルの隙間に飛び込んで撃退する。
ふたつの絵を合わせただけなのに、彼女たちはこうした『空想世界』に飛び立てるのだ。
これはとんでもなく素敵なこと!
浅草氏たちが『空想世界』にダイブできることは住んでいる街も影響している。
川が流れる水の上にあって、すべての建物は増改築が繰り返されて街は迷路のよう。
芝居小屋もあり、紐を引っ張れば、奈落が競り上がり、垂れ幕の背景が降り、階段が坂になる。
コインランドリーの入り口にはなぜかエアコンの室外機があり、腰を屈めないと入れない。その二階には、洗濯が終わるのを待つ人のための畳のくつろぎスペースがあり、窓からは街が見える。
こんなファンタジーな街に住んでいれば、否が応でも空想力をかき立てられるだろう。
浅草氏たちは空想の力で別の世界に飛び立っていく。
そこは自由で冒険がある『最強の世界』だ。
現実に退屈し、スケッチブックに絵を描くことで何とか生きていた浅草氏。
彼女は仲間に会うことで、空想世界にダイブする方法を手に入れた。
方法としては、宮沢賢治が書くことで『イーハトーブの世界』に飛び立っていったのと同じかな?
今後どんなドラマが待っているのか?
※『映像研には手を出すな!』
NHKにて、日曜24:10放送中!(関西地区は24:45)
本日は第2話です!
知らない奴ばっかりだから
このアニメも心配ですね
いつもありがとうございます。
僕は第1話を見たのですが、いい感じでした。
原作は未読なので、原作をうまく映像化しているかどうかはわからないのですが。