14日に最終回を迎える『真犯人フラグ』。
今回は底辺ユーチューバーぷろびん(柄本時生)のことを少し。
ぷろびんは第19話で光莉(原菜乃華)たちに「信じろよ!」と怒った、実は熱い男。
そんな彼が第18話で、宗教団体・輝きの世界に入信しようとする友人にこんなことを言っていた。
「そっちに行っても何にもないぞ。
宗教だけじゃないからな。
正社員が安泰だとか、
結婚して子供を産めば幸せだとか、
国とか権力だとか、信じて得するもんなんて1個もねえんだよ!
俺たちはな、ぬる~い地獄でじわじわ殺されてるんだよ!
俺を信じろ。
死ぬまでの暇つぶし、俺が面白えものを見せてやる!」
現代の単調な絶望を表現した言葉だ。
現在、ぼくたちは何を信じて生きているんだろう?
正社員になれば安泰?
結婚して子供を得れば幸せ?
国? 宗教?
全部ウソだ。
これらのものが全部信じられない世界になってしまった。
これらのものを素直に信じるほど純粋ではなくなってしまった。
ネトウヨさんは「国」を信じてすこし幸せそうだけど、国なんか信じても裏切られるだけなのにな。
ぼくたちは漠然とした虚無の中に生きている。
とは言え、何となく生きていられるから自殺するほどではない。
革命を起こす気力もない。
でも賃金は安いし、税金はむしり取られるし、いろいろな形で搾取されている。
未来への夢も希望も見当たらない。
ぷろびんが言うように「俺たちはぬる~い地獄でじわじわ殺されている」
では、こんなぬる~い地獄で、どう生きるべきか?
ぷろびんは言っている。
「死ぬまでの暇つぶし、俺が面白えものを見せてやる!」
要約すれば、
「死ぬまでの暇つぶし、面白おかしく生きて行けばいい」
ずいぶん明るい絶望だ……。
でも、こうして生きていくしかない。
これがじわじわ殺されている人間たちのささやかな抵抗だ。
ところで「真犯人フラグ」の犯人は?
ぼくは『至上の時』の店主・日野(迫田孝也)だと推理します。
詳しくは考察は日曜日に!
今回は底辺ユーチューバーぷろびん(柄本時生)のことを少し。
ぷろびんは第19話で光莉(原菜乃華)たちに「信じろよ!」と怒った、実は熱い男。
そんな彼が第18話で、宗教団体・輝きの世界に入信しようとする友人にこんなことを言っていた。
「そっちに行っても何にもないぞ。
宗教だけじゃないからな。
正社員が安泰だとか、
結婚して子供を産めば幸せだとか、
国とか権力だとか、信じて得するもんなんて1個もねえんだよ!
俺たちはな、ぬる~い地獄でじわじわ殺されてるんだよ!
俺を信じろ。
死ぬまでの暇つぶし、俺が面白えものを見せてやる!」
現代の単調な絶望を表現した言葉だ。
現在、ぼくたちは何を信じて生きているんだろう?
正社員になれば安泰?
結婚して子供を得れば幸せ?
国? 宗教?
全部ウソだ。
これらのものが全部信じられない世界になってしまった。
これらのものを素直に信じるほど純粋ではなくなってしまった。
ネトウヨさんは「国」を信じてすこし幸せそうだけど、国なんか信じても裏切られるだけなのにな。
ぼくたちは漠然とした虚無の中に生きている。
とは言え、何となく生きていられるから自殺するほどではない。
革命を起こす気力もない。
でも賃金は安いし、税金はむしり取られるし、いろいろな形で搾取されている。
未来への夢も希望も見当たらない。
ぷろびんが言うように「俺たちはぬる~い地獄でじわじわ殺されている」
では、こんなぬる~い地獄で、どう生きるべきか?
ぷろびんは言っている。
「死ぬまでの暇つぶし、俺が面白えものを見せてやる!」
要約すれば、
「死ぬまでの暇つぶし、面白おかしく生きて行けばいい」
ずいぶん明るい絶望だ……。
でも、こうして生きていくしかない。
これがじわじわ殺されている人間たちのささやかな抵抗だ。
ところで「真犯人フラグ」の犯人は?
ぼくは『至上の時』の店主・日野(迫田孝也)だと推理します。
詳しくは考察は日曜日に!
”心地いい絶望”ってのもアリですかね。
いや、”希望ある貧乏”というのも
贅沢なんでしょうか。
いつもありがとうございます。
〝心地いい絶望〟というのは現代文学のモチーフやテーマになりそうですね。
〝希望ある貧乏〟というのは『三丁目の夕日』の世界(1960年代)という感じでしょうか?
『三丁目の夕日』の世界は今は貧乏でも楽しい、あるいは未来は少しずつ良くなっていくという希望がありましたが、現在は、貧乏だとどんどん貧乏になっていくという世界ですし。
この世界はどこに行くんでしょうね?