平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

沖縄基地建設~相変わらず沖縄に冷酷で強権的な安倍政権。それはいずれすべての国民に及ぶ

2017年02月07日 | 事件・出来事
 沖縄・辺野古の本格的な埋め立て工事が始まったらしい。
 相変わらず、沖縄に冷たい安倍政権。

 沖縄の民意は、県知事選挙、衆議院選挙、参議院選挙の自民党の惨敗で示されている。
 沖縄は新しい基地建設にNOなのだ。
 だが、国家主義的な安倍政権はこれを無視。

 現在の自民党ってこれなんだよな。
 今は沖縄に対してだけ、そうしているが、心の底では、市民の人権や自由など無視して、<国家の力>を強くしたくてしょうがない。

 あとは<アメリカ・ファースト=アメリカ第一主義>。
 オスプレイ墜落事故でも厳しい抗議はせず、詳細な事故報告書も示されていないのに、オスプレイの飛行を許している。
 そのアメリカポチぶりは徹底していて、トランプ大統領とゴルフができそうなことで大喜び。
 トランプ氏のご機嫌を取るために、「日米成長雇用イニシアチブ」と称して、アメリカのインフラ整備に51兆円も投資してアメリカ人70万人の雇用を創出するんだと。
 いったい、どこの国の政府なのかね?
 51兆円も使うなら、保育園を作って少子化対策しろよ。

 先に述べたとおり、いくつかの選挙で沖縄の民意は示されている。
 だとしたら、政府は少なくとも沖縄県民に説明に行くべきだ。
 橋本龍太郎首相の時はそれをやっていたぞ。
 なのに現政権は耳を傾けようとせず、形ばかりの段取りで正当性を主張し、選挙の時は休戦にして争点化せず、いつもの卑怯な手で新基地建設を進めている。

 で、こんな時、本来、沖縄に説明に行くべきは、稲田朋美防衛大臣。
 でも、稲田氏じゃ無理か。
 国会で野党の追及を受けて泣いたり、関係ない答弁を続けて議長に厳重注意される人だからな。
 まともな説明なんかできるわけがない。

 繰り返すが、政府の沖縄への強権的な姿勢はいずれすべての国民に及ぶだろう。
 沖縄で成功したから、今度は他でも、と考えるのが権力者というもの。
 権力は自分に従わない者を排除する。
 安倍自民党はこの傾向が強いから怖い。

 沖縄の件は沖縄だけの問題ではない。
 この国の民主主義の問題だ。

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おんな城主直虎 第5回~王子様の帰還! 俺が戻ってこられたのは、おとわのおかげじゃ 

2017年02月06日 | 大河ドラマ・時代劇
「おとわが俺の竜宮小僧になる。
 それを聞いて、這いつくばってでも井伊に戻ろうと思った。
 もう一度、生きて、おとわに会うのだと。
 俺が戻ってこられたのは、おとわのおかげじゃ」

 遠く離れていても、10年の歳月が経っていても、心が通じ合っていたおとわ(柴咲コウ)と亀之丞(三浦春馬)。
 亀之丞の帰還を知って、おとわは心が揺れ動く。
 亀之丞は会って、いきなり「俺はおとわを妻にする」宣言!

 しっかし、亀之丞はたくましい好青年になって戻ってきたなぁ。
 一方、鶴丸=小野政次(高橋一生)。
 父親のせいで井伊家の主流から外れているせいもあるが、逆に弱々しく見える。
 政次は政治に翻弄されている存在なんですよね。
 おとわの結婚相手になったり、井伊の後継者になったりするが、結局、最後にひっくり返される。
 それに耐えて、理性的にふるまう政次は実にカッコいい。

 さあ、おとわの前に〝王子様〟ふたりが現れた。
 このあたりは少女マンガチック。
 ………………

 小野政直(吹越満)は最期まで権某術数の中で生きていた。
<自分のして来たことは、すべて井伊家のため。
 井伊家のために泥を被ってきたが、理解されていない。政次を頼みます>
 と、おとわに語ったのに、実はウソだった。

 おとわ=次郎法師はせっかくいい話をしたのにね。
<旗が揺れているのは、風が揺らしているのか、旗が揺れているのか。
 揺れているのは見る者のこころ。
 物事は見る者のこころによって変わるもの>
 仏教の<相対主義>だ。
 仏教では、すべては諸行無常。世の中に<絶対的な正義>や<絶対的な価値>などないと教える。
 話は逸れますが、僕が仏教に共感するのは、この点なんですよね。
 <絶対的な正義>や<絶対的な価値>があると思うから、争いごとや戦争が起こる。
 イスラム教VSキリスト教みたいに。
 もっとも、これらの宗教も本質は<寛容>を説いているんだけど。

 話を戻すと、おとわはこの話をすることで、僧として、死期の近い小野直政に心の安らぎを与えた。
 しかし、直政はそんな救いなど求めていなかった。
 人間の業の怖ろしさだ。
 ………………

 煩悩、ということも語られた。
 亀之丞が帰ってくることで心が揺れるおとわは、煩悩を鎮めるために、床掃除をし、滝に打たれ、山ごもりをする。
 これらの目指す所は、自分を厳しい環境に置き、痛めつけることで、自我を殺すことだ。
 床掃除をすることも、煩悩のもとである過剰なエネルギーを発散するのに有効なこと。
 へとへとになって、ぐっすり寝てしまえば余計なことは考えない。

 脚本の森下佳子さん、この作品で結構、仏教を語っているよな~。
 仏教の思想が、今後、主人公や作品にどんな影響を与えていくのか興味がある。
 
コメント (2)
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東京タラレバ娘 第3話~お前のほしいものは何なんだ? 愛を得たと思った瞬間、幸せだった

2017年02月02日 | 恋愛ドラマ
「やっぱ終わってないじゃん」
 これがKEY(坂口健太郎)のやさしさなんだよな~。
 決して女性のご機嫌をとったり、媚びたりしない。
 むしろ突き放して叱咤する。
 そして、しっかり相手のことを見つめている。
 女性にとって、やさしいだけの男って物足りないんじゃないかな~?

 倫子(吉高由里子)はこんなことに気づいたようだ。
「お前のほしいものは何なんだ? 男か金か安定か?」
「いくらマシを数えたって、あたしの人生は全然、幸せじゃない」
「愛を得たと思った瞬間、幸せだった」
 倫子が感じた〝愛を得た瞬間〟とは、KEYに抱かれた時のことらしいが、人間の幸せって、そういうことなんだろうな~。
 いくらお金や高い地位を持っていたって幸せじゃない人って結構いる。
 人と心を通じ合わせること。
 ハグすること。
 実にシンプル。
 でも、これがまた結構むずかしいんだよな~。

 丸井(田中圭)は〝誠実〟。
「お待ちしております」
「必ず来ます、小雪さん」
 翌日、小雪(大島優子)の店に来ると言ったら、仕事でどんなに遅くなっても駆けつける。
 つき合うにあたっては、別居中だが、奥さんがいることも誠実に語る。
 結婚していて別の女性にアプローチするのはどうかとも思うが、丸井はともかく一直線なのだ。
 これもまた、ひとつの恋愛のかたち。

 小雪の恋の落ち方も面白い。
「〝美味い〟の言い方、おでんで玉子を真っ先にかぶりついて食べること、全部がドストライク!」
「〝やった!〟の言い方がクソ可愛い!」
「顔、たたずまい、まとっている空気、全部がタイプ!」
 小雪は〝直感〟で恋に走るタイプなんですね。
 あれこれ他のことを考えない。
 まあ、恋は理屈じゃないからなぁ。

 こんなふうに登場人物それぞれが、自分なりの恋愛をしている『東京タラレバ娘』。
 ある意味、この作品は〝恋愛の教科書〟ですね。

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