アニメ『薬屋のひとりごと』をイッキ見した。
実に魅力的な主人公だ。
後宮と妓楼──この特異なふたつの世界で物語が成立してしまう所がすごい。
猫猫(マオマオ・悠木碧)はひとりごとを言う。
つまり彼女の頭の中にはさまざまな言葉がうずまいている。
でも、猫猫は多くを語らない。
「わたしが言えるのはここまでです」
「わかった所で面倒なだけだ。もうわたしには関係ない」
と突き放す。
実に醒めている。クールだ。
感情もあらわにしない。
あらわにするのは毒味する時、めずらしい薬草が手に入った時、お酒を飲む時。
このギャップが猫猫を魅力的に見せている。
そんな猫猫だが、壬氏(ジンシ・大塚剛央)や玉葉(ギョクヨウ・種﨑敦美)など、
後宮や妓楼の人々から信頼され好かれている。人気者だと言ってもいい。
その理由は薬屋としての腕が確かであったり、抜群の推理力・洞察力を持っているからだが、
一番の理由は、他者に対する理解力・共感力が高いからだろう。
シャーロック・ホームズは猫猫と同じように抜群の推理力、洞察力を持っているが、
他者から変人として扱われ、あまり好かれていない。
では猫猫とホームズの違いは何なのか?
ネタバレになるので詳しく書かないが、猫猫の複雑な生い立ちにある。
特に母親のこと。
猫猫は母親を通して、生命の揺らめきや人が生きることの哀しさを理解している。
だから猫猫のベースには他者に対する共感力ややさしさがある。
ホームズのように他者を挑むべき謎を提供してくれる犯罪者・好敵手として見ることがない。
アニメの世界にまたひとり魅力的なキャラクターが登場した。
※関連動画
TVアニメ『薬屋のひとりごと』プロジェクトPV(YouTube)
実に魅力的な主人公だ。
後宮と妓楼──この特異なふたつの世界で物語が成立してしまう所がすごい。
猫猫(マオマオ・悠木碧)はひとりごとを言う。
つまり彼女の頭の中にはさまざまな言葉がうずまいている。
でも、猫猫は多くを語らない。
「わたしが言えるのはここまでです」
「わかった所で面倒なだけだ。もうわたしには関係ない」
と突き放す。
実に醒めている。クールだ。
感情もあらわにしない。
あらわにするのは毒味する時、めずらしい薬草が手に入った時、お酒を飲む時。
このギャップが猫猫を魅力的に見せている。
そんな猫猫だが、壬氏(ジンシ・大塚剛央)や玉葉(ギョクヨウ・種﨑敦美)など、
後宮や妓楼の人々から信頼され好かれている。人気者だと言ってもいい。
その理由は薬屋としての腕が確かであったり、抜群の推理力・洞察力を持っているからだが、
一番の理由は、他者に対する理解力・共感力が高いからだろう。
シャーロック・ホームズは猫猫と同じように抜群の推理力、洞察力を持っているが、
他者から変人として扱われ、あまり好かれていない。
では猫猫とホームズの違いは何なのか?
ネタバレになるので詳しく書かないが、猫猫の複雑な生い立ちにある。
特に母親のこと。
猫猫は母親を通して、生命の揺らめきや人が生きることの哀しさを理解している。
だから猫猫のベースには他者に対する共感力ややさしさがある。
ホームズのように他者を挑むべき謎を提供してくれる犯罪者・好敵手として見ることがない。
アニメの世界にまたひとり魅力的なキャラクターが登場した。
※関連動画
TVアニメ『薬屋のひとりごと』プロジェクトPV(YouTube)